このブログでは村田沙耶香さんが書きました『コンビニ人間』という小説を読んだ感想を伝えていきたいと思います。



あらすじ

説明が苦手なのでとても簡単に説明しますが、36歳未婚なおかつ学生時代から36歳にいたるまで同じコンビニでアルバイトをしている女性の心情を描いた物語とでも言うのでしょうか、、





感想(ネタバレ注意)


とにかく主人公は人に合わせすぎなんじゃないかと思いました。自分の意思で選択していないように感じられました。

主人公が働いているコンビニで年齢が近いパートの女性がいるのですが、同じ年代というのもあって靴や服をその人の真似しています。また、話し方も同じコンビニ従業員の話し方に寄せていました。

確かに人を参考にするのは悪いとは言えません。

このブログを書いてる人間も人を参考にしているし。ただ、読んでみたら作中この主人公はこうしたい、ああしたいていう願望がないように感じられました🤔 人の意見、行動は参考にしつつも、自分の気持ちや意思に従って選択しとけよ〜て思いました笑


周りの登場人物の発言にモヤモヤを感じました。

ほとんどの登場人物が結婚か就職しないとまずいという感じを出していました。確かにそりゃ就職か結婚をすれば大抵は人生は安定する方なのではないかと思います。ただ、人生が安定するからと言って押し付けるのは違うのではと思います。結婚や就職をしなくても周りに迷惑をかけずに本人が幸せならそれで充分なのでは思います。


物語の後半、とても不快な気持ちにもなり、最後はスッキリした気分になりました☺️主人公はコンビニの新入りの白羽という男と同棲することになります。別に主人公が白羽と付き合っているから同棲しているのではなく、2人は付き合っておらず世間体のために一緒に暮らすといった感じです。


後半の白羽の主人公を見下した発言に腹立たしさを感じました😡白羽も年齢は確か35歳で同じアルバイトで独身、しかもコンビニバイトもあまりにも仕事しないことと、客へ従業員へのストーカ行為でクビになったロクでもない男です。(フリーターだから独身だからロクでもないと言っているわけではないです。)対して主人公はアルバイトの仕事に真面目に取り組んでいて仕事はできるほうなのかなと思います。白羽に主人公をバカにする権利はないなと思います😡


最後は、白羽の言うとおりにコンビニアルバイトをやめて職を探すことになる主人公。(主人公にちゃんとした仕事をつけさせて、自分は寄生するため)面接の前に寄ったコンビニで、再びコンビニで働くことを決めた主人公。

今まで世間体や人に合わせた主人公が自分の意思で決めたのが印象に残りました。誰が何と言おうと私はコンビニで生きるみたいな発言がグッときました!


私もこの本を読んで、誰がなんと言おうと自分の気持ちに嘘をつかずに生きていきたいな〜と改めて感じます!



長々とまとまりのない文章を、読んでいただいてありがとうございます!


ぜひ読んでください!!