辻堂ゆめさんの『サクラサク、サクラチル』を読んだ感想を伝えていきたいと思います!!
<あらすじ>
このお話は、親から虐待を受けている主人公の染野高志と星愛璃嘉の2人の高校生がそれぞれ自身の親への復讐を果たす物語です!!
<感想>
最初は読むのやめようかと思うくらい、読んでいて辛かったです😭
作中、高志の視点で虐待のシーンがあったのですがそれがとにかくつらいし腹立たしい気持ちになりました
高志はいわゆる教育虐待を受けていました。
本人が望んでもいないのに親が高志を東大に入らせるために門限は16時、家ではずっと睡眠時間を削るほどの勉強。家でも外でも監視されているような状態。成績が悪いと「特訓」される等、とにかく勉強以外のことが許されない家庭環境
自分がこの家庭環境に置かれていたらどうしていいただろうかと思います🥲
序盤の方で星さんと高志がお互いの家庭の事情について語り合うところで、高志は星さんの家庭の事情を知ることになります。
星さんの家庭ではいわゆるネグレクト。母子家庭で母親は仕事が続かず娘のアルバイト代があてにされる。家事も娘がほとんど担っており、食事に関しては星さんが簡単な料理を覚えるまではカップ麺とかコンビニのおにぎりやパンぐらい。男を家に連れ込んでくることもある、、😨
正反対とも取れる2人の家庭環境だと感じましたが、共通して言えるのは自己中心的な親だと感じました😡
もし本当に子供のことを考えていたならば子供自身に将来をに決めさせるし、心身に負担をかけるような勉強はさせるはずがないし、子供のプライバシーを尊重するはず
働けない状態なら生活保護とか行政を頼る手段もあったと思うのに高校生のアルバイト代をあてにするなんてありえないと思います、、
男を家に連れ込む時間があるなら娘のお世話に時間を使えよと思います😡
この本は第1章から第3章まであるのですが、第1章の最後で2人はそれぞれ虐待を受け、傷ついていたことを認めます、、
そして
親への復讐計画を企てます!!
ここから読み進めていくうちに2人が企てた復讐とは何か気になってどんどんページが進みました!!
最後は復讐も成功し、2人が自分の人生を歩みつつあってハッピーエンド?かなと思います!!
絶望的とも思える状態で、立ち向かって闘うことを決めた2人が素晴らしい✨と感じます!!
内容が気になる方はぜひこの小説を手に取って読んでください!!