金曜日の2位阪神との直接対決は、損なオヤジの今季ハマスタ初観戦でもあった。やや風も強く若干肌寒い気候でもあったが、両ウィング席までほぼ埋め尽くされた横浜スタジアムは、コロナ明けの声出し応援OKの熱気にも包まれて、ベイスターズの選手達が次々にダイヤモンドをかけ巡る気持ちのいい鮮やかな逆転勝利となった
中でも開幕から好調を続ける関根大気選手の活躍は、目を見張るモノがあった。これまでチームとして打ちあぐねていた虎のエース・青柳から1、2打席続けてレフト線へ痛烈な流し打ちを見せると、チャンスで回ってきた3打席目では、外角球をやや泳がされながらも、大谷翔平ばりの膝まづいてのライト線への2点タイムリー この日は3安打3打点の固め打ちで規定打席にも達し、452.で一気に首位打者にも躍り出た
元々身体能力の高い選手ではあったのだが、昨年まではチャンスに代打で出ても大振りしてポップフライという印象が強かった。ところが今季は先日の2アウトからの絶妙なセーフティースクイズを決めるなど、要所要所で場面に応じた走塁やバッティングを見せてくれている。きっとオフのメキシカンリーグでの武者修行が、彼にとって技術の向上だけでなく精神的な成長にも繋がったのだと信じたい。ここまでのベイスターズは、先発投手が徐々に安定感を保ちながら、今やリーグ1となった豊富で盤石な中継ぎ〜抑えのブルペン陣に繋ぐ勝ちパターンが確立されつつあり、まずは好調なスタートを切る事が出来た。「横浜頂戦❗️」がいよいよ現実味を帯びて来たような春の予感である