浜金谷でビーチコーミング

東京オリンピックの都合で、会社が計画年休となった旧体育の日。家に居ても、在宅勤務が続きあまりご機嫌のよろしくない嫁とはお互いストレスとなるばかりなので、毎年恒例のお一人様でのビーチコーミング（要は貝殻拾い）に行く事とした。今年は何時ぞやのドラマで中井貴一が桜貝を拾っていた材木座海岸辺りまで足を伸ばそうかとも思ったが、とある方のブログに内房線でタカラガイがザックザクッのスポットがあるという情報を入手したので、コレだと決めて、前の晩から電車の時刻と乗り継ぎを調べ、嫁には会社に行くフリをしていそいそと家を出発した。最寄駅から約２時間かけてゆく浜金谷と言う小さな駅は、途中乗り換えの木更津からの各停も２両編成で、停車してもドアの横にあるボタンを押さないと開かない、これぞローカル線な駅である。

ブログには海岸までの道案内もされていたので、改札を出てその通りに進むと１０分もかからぬうちにあっさり目的地である浜金谷海浜公園に到着。ただフェリー乗り場に挟まれた所に位置する砂浜は、まさに猫の額程度。こんな狭いスポットに、ザックザクッのタカラガイなんてと若干の不安がよぎる。

ところがさっそくビーチコーミングを始めてみると

全般的に小粒ではあるものの、ホンマッザックザクッやんけと思わず大阪弁になってしまうほどのお宝ぐあい　途中２駅先の海の見えるレストラン「みさご」さんでのランチタイム（ロコモコハンバーグ）も挟んで約２時間、全集中の至極の時間を過ごす事が出来た。

どうよなかなかの釣果と言えるんじゃないスか

と言うわけで、急な思い付きではあったものの、ほぼイメージ通りのビーチコーミングが満喫出来て、非常に有意義な１日となった。やっぱり海っていいなあと、沈みかけの浜金谷の夕日に別れを告げて、明日からの日常に戻ってゆくための駅に向かって、いつもより大きめの一歩を踏み出した。