思いがけず、知り合いから入手した昨日の東京ドームのチケット。今季はベイスターズからほぼ気持ちが離れている息子にダメ元で声をかけてみると行けるというので、東京ドームに限っては10数年ぶりの親子観戦が実現する事となった。もはや順位や勝敗など、とやかく言う状況にはないものの、数日後に誕生日を迎える息子には、せめて勝利のプレゼントをと期待して臨んだ一戦であった。
緊急事態宣言は明けたものの入場時には「東京ドームアラート」とか言う手続きを、事前に完了しておかないとらしく、観客も前回のハマスタよりは多いものの(16,047人)前後左右とも空席が目立ち、拍手を中心とした応援はまだまだコロナ前には程遠い。
そんな中、試合は今永ー戸郷の両先発が好投しなかなか見応えのある投手戦。グランドに目を向けながらも前の席のカップルが、嬉しそうに乾杯しているのを見て、そう言えばアルコールも解禁になったのだと改めて実感する。均衡が破られたのは5回、このところ好調な宮崎がレフトスタンドへ先制ホームラン さらに続いたチャンスに佐野恵太が2点タイムリーを放って3-0と試合を優位に進める。今永もソロアーチを2本喰らいながらも、5者連続を含む13奪三振の力投を見せ試合は9回へ。今季安定した投球を続けているものの、なかなか勝ち星に結びつかない今永に何とか勝ちをつけてあげたいと、ベイファンは皆祈ったはず。しかし、3点差あっても幾度となく逃げ切れなかった今季、山崎康晃でも三嶋でもない2年目の伊勢があと一人まで行ったものの、やはりというかまたかというか同点に追いつかれる。結局コロナ禍で観戦した今季の2試合は、ハマスタも東京ドームも「もやもやベイスターズ」でいずれも引き分け。好投しても勝てない今永同様、今季を象徴するようなゲーム展開となりました ちょうど今朝、メジャーの大谷・筒香とも最終戦を終えたようなので、損なオヤジの中では今季のべースターズも終了という事で あとはドラフトでカープの栗林のような即戦力のストッパーを獲得してくれる事と、オースティンとFA宮崎の残留を祈るばかりのシーズンオフへ、既に心は移ろい始めている秋晴れの10月でございます。