週末の中日3連戦。1,2戦は先発の井納・濱口が好調な恐竜打線に早々にKOされると、打撃陣が必死の抵抗を見せるも、最後は抑えの剛腕ライデル・マルチネスに力でねじ伏せられあえなく連敗。しかも我が梶谷隆幸が第4打席途中、負傷で交代するという緊急事態
まで。DZN解説の仁志さんが「腰かもしれないですねー」なんて言うから、第1打席の腰を屈めた器用な流し打ちが残像として浮かび「今季はあの打ち方で外側の球をかなり拾ってきた分、負担も大きいのかなぁ
」と嫌な予感が頭をよぎる。場合によっては今季はこのまま。。。なんて覚悟までしたが、どうやら腰ではなく背中の張りで、登録抹消もないという事なのでまずは一安心
。梶谷については後ほどまた。
さて日曜日の3戦目は大貫の好投はもちろん評価すべきなのだが、ガルフェスに集まったべイガール達の度肝を抜きハートを射抜いた
のはやはり、タイラー・オースティンのどでかい3本のホームラン
だろう。
1、2本目は打った瞬間3本目は低めのボールを掬い上げた滞空時間の長いホームランで、いずれもこれぞメジャー
的な、打球の行方をゆっくり見送りながらの貫禄を感じさせる見事な一発であった。そんなオースティンの勇姿を見ていてイメージをダブらせたのが、昔ヤクルトに居たボブ・ホーナー
という強打の助っ人。
気になったので記録も紐解いてみると、1987年の1年間だけだが『出場93試合で31本塁打73打点=本塁打率:333.』。これを一昨日までのオースティンと比較してみると『
出場40試合で13本塁打38打点=同:325.』とほぼ同様の成績
この調子で行くと残り28試合で9ホーマーという単純計算になるので20本塁打が見えて来たという事
こりゃフル出場したら来季はどれだけかっ飛ばすのよ
と今から楽しみ。あとは他球団に横取りされたり、ホーナーのように1年で帰国したりする事だけは勘弁
。前回記したソト同様、球団としての積極的なマネジメントを祈るばかりである。そうそうその前に、12連勝と勢いが止まらない今日の先発・菅野投手から、ガツンッ
と一発でかいのを喰らわしていただきたい
さてさて話をもう一度梶谷隆幸選手に戻そう。チーム92試合を終了したところで梶谷選手の主な成績は『打率:318.本塁打:16本.安打数:113.盗塁:13』である。今日からの巨人3連戦は欠場するとして残り25試合。今季の打席数/試合から計算するとあと113打席。これを2割5分で乗り切ると『打率:301.安打数:141.』となり、キャリア初の3割達成
仮に現在の打率を保持すると安打数は『149』まで伸びる。この数字は首位打者及び最多安打でトップを走る佐野恵太選手の場合、残り2割5分以下で届く数字なので残念ながらタイトルには手が届きそうもない。それでも本塁打をあと4本、盗塁を7つ決めれば、2度目の『20-20(トゥエンティトゥエンティ)』を打率3割で達成する事になるので、来季以降のトリプル3(3割30本30盗塁)達成への大きな足掛かりとなる
こりゃもう梶谷選手には、是が非でも達成していただきたい記録なので、最後まで今の調子で頑張っていただきたい。
早いもので季節はもう秋10月にも入り、さすがに優勝は巨人で決まりだろうけど、前述した佐野恵太選手やソト選手の3年連続のホームラン王など、今年のベイスターズは例年以上に個人記録に期待が持てるので、獲れるものはすべて獲って来季以降のそれぞれのさらなる成長に結び付けて欲しいものである。
そしてそしてついに出てましたね「ラミレス退任
」
後任は三浦大輔二軍監督が有力と出ていたけど、損なオヤジとしてはまだ早い気がするなあ。ここは理論派の仁志さんか小宮山さんあたりを2~3年挟んで、まずはラミレスが荒らした「野球の仕方」を1度根本的に見直してもらう事から始めて欲しい
と思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
さあ~今日からの巨人3連戦、何とか最後の意地を見せてちょーだい