昨日の横田早紀江さん・拓也さん・哲也さんの会見。今まで窺い知る事の出来なかった当事者ならではの想い、事情、事実などが改めて明らかになり、想像以上にインパクトのある内容だったとは思いませんか。特にめぐみさんの弟である拓也さん・哲也さんの物言いは、まっすぐな強さというか潔さみたいなものすら感じられて、私は心に響きました。

 

拓也さん 「~本当に北朝鮮が憎くてなりません。許すことが出来ない。どうしてこれほどひどい人権侵害が出来るのか?不思議でなりません。~そして私達横田家のそばに長い間いた安倍総理には本当に無念だとおっしゃっていただいています。私達はこれからも安倍総理と共に解決を図っていきたいと思っています。」

哲也さん 「一番悪いのは北朝鮮ですが、問題が解決しない事に対して、ジャーナリストやメディアの方の中には安倍総理は何をやっているんだと言うような事をおっしゃる方もおられます。~安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、40年以上何もしてこなかった政治家や、北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょと言って来たメディアがあったから、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるんです。安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です。~ちょっと的を射ない発言をするのはやめて欲しいと思います。」

 

本ブログも含め、このところバッシング続きであった安倍首相にとっては久々の援護射撃であったのではないですか。 いや決して茶化すわけではなく、本件については2002年に当時の小泉首相に同行し、金正日から5人の拉致被害者を取り戻した安倍官房長官が、その後もしっかりと横田家に寄り添い、揺ぎ無い信頼関係を築き上げられていた事が、世に証明された瞬間でもあったと考えるわけです。

そして我々日本国民は、哲也さんが最後に言った「もし自分の子供ならどうしなければいけないか、問い続けて欲しい。」という言葉を今一度胸の中に受け留めて、被害者の方々に寄り添ってゆくべきと再認識させられた会見でありました。横田滋さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。