野球の神様は少々茶目っ気が過ぎるらしい
。いや、やられた側のカープにとっては、かなり残酷な仕打ちをする悪魔
が見えたのかもしれない
。
ベイスターズがまたやってくれた![]()
。 こんな奇跡の連続に、前例がある事自体逆に驚かされたのだが、前身の大洋時代の57年前まで遡る歴史的な快挙となった
3夜連続のサヨナラ勝ちなのである。
ドラマチックな演出
がお好きでもあるらしい野球の神様は、この3連戦を「ハマスタ
サヨナラ三部作」として仕上げたかったのではないかという気がしてならない。
すなわち、この3連勝の一番の立役者であるホセ・ロペス
にこの日も3戦連発となる反撃ののろし(ホームラン)を上げさせ(「2-4」)、続いて昨日のヒーロー梶谷隆幸が左中間スタンドに放り込んで1点差。この間投手陣は、先発・今永昇太からバトンを受けた初戦の殊勲者・尾仲祐哉、2戦目の勝利投手・エスコバーがカープ打線の反撃を許さず、8回には主砲・筒香嘉智が火の出るような同点タイムリーをライト線に放ってついに同点。まさにこの「シリーズ作品」のダイジェスト版を、完璧なシナリオとして書き上げてゆくような、不思議な力を感じざるを得なかった
。
唯一神様が迷ったところは、3戦目のヒーローを誰にしようかというところだろうか? 9回2死から代打で登場し、ライトへあわやサヨナラホームランかという一打を放ったゴメス・後藤武敏の打球が、あと数センチスタンドに届かなかったのは、その表れのような気がした。そして最後の倉本寿彦の打球を、名手・菊池涼介の手前でイレギュラーバウンドさせたのも
、ドラマチック好きな野球の神様としての真骨頂だったのではないだろうか。
殊勲の一打を放った倉本寿彦は、春先一向に調子が上がらず打率が200.に届くかどうかの時期が続いた。しかしラミレス監督は、
「僕は一度レギュラーを決めた選手は信じて起用する。倉本が下を向く姿を見せたら代えるが、彼は一生懸命にやっている。」
サヨナラのきっかけを作った後藤武敏は、7月下旬に一軍昇格後16打数無安打が続き、先週の巨人戦でようやく今季の初安打が出たという状況。ここでもアレックス・ラミレスは、
「ゴメスは常に俺を使えとアピールしてくる。彼が下を向いていたらとっくに二軍。前を向き続ける限り使うよ。」
3試合連続のサヨナラ勝ちなんて、言うまでもなく狙って出来るわけではないし、まさに奇跡まさに神がかりであった事は間違いないのだが、用意されたシチュエーションで、それぞれの選手が神様の描くシナリオ通りに演じる事が出来たのは、そのベースに上述したようなラミレス監督との信頼関係があってからこそなのだと思わずにはいられない。
まさに
「
神ってる<ラミってる
」
を証明する、真夏の「ハマスタ
サヨナラ三部作」
の完成である![]()
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