いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。


朝刊に、ギンリョウソウの写真が載せられていました。数年前に、野草園で出会ったギンリョウソウを思い出しました。



透き通って、鈍く輝く白い立ち姿が美しい。

タツノオトシゴのようにも見えます。


葉緑素を持たず、光合成をしません。

ベニタケ類から養分をもらって生育するそう。


さらに、ベニタケ類は、コナラと共生関係にあり、根を通して、水や養分をやり取りしています。


つまり、コナラからベニタケヘ、ベニタケからギンリョウソウへ、という養分を送るリレーが行われているわけです。





周りにいた植物たち。

この時期は、白い花をつける植物が多いように感じます。


植物たちの気持ちになって考えてみました。


初夏の緑が豊かな中で、白い花が虫たちにとって見えやすく、たくさん訪れてくれるので、受粉を助けてくれるからなのかなと、個人的には思います。





そして、花かと思えば、美しいガたち。


上の写真は、キアシドクガでしょうか。

名にドクとついていますが、毒はなく、成虫は口が退化していて、水も食物も摂らず、数日の間にお相手を探して飛び続け、命を繋いでいくそうです。


下の写真は、ホシベッコウカギバかと。

下の葉がうっすら透けて見え、白と黒のコントラストが美しいです。


さて、ギンリョウソウは、ベニタケ類がそこにあれば、根は残り、翌年も花を咲かせるそうです。今年は咲いたのかな…。

また来年。


きょうもよい一日でありますように。