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ぽーぽきです。
トキワヤマボウシ
ミズキ科ミズキ属
2024年6月の作品。
街路樹などでよく見るヤマボウシは、落葉樹。
こちらは、名にトキワとついているので、常緑樹です。
先輩が自宅から持ってきてくださいました。
常緑とはいえ、宮城の気候では、冬には葉が黄色くなるそうです。
秋に実を描き加えることができれば…と思い、その分のスペースを空けておきました。
中央部の花の部分を僧の頭に、白い総苞を頭巾に見立てて、山法師と名付けられました。
手持ちの図鑑にはトキワヤマボウシが載っていませんので、在来種のヤマボウシに限って言いますと、実は甘く食用になり、材は硬く、木槌の頭などに利用されるそうです。
季節になると、街路樹の実がたくさん歩道に落ちて、少し発酵したような、甘酸っぱい香りがしてきます。
この香りで思い出すのが「猿酒」。
木のくぼみに、猿が食べ残した木の実を隠しておくと、発酵してお酒になっていたという「猿酒」の逸話があります。
「猿酒」を囲んで、ほろ酔い気分になっている猿たち。実際に飲まれているかは定かではありませんが、にっぽん昔ばなしの一場面のようで、ほっこりとします。
さてさて、先日樹木図鑑を入手しました。
花だけでなく、葉や幹の樹皮で樹種を調べられる優れものです。
植物をもっと知るのに助けになればと思います。
きょうもよい一日でありますように。