いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。


茨城にある天心記念五浦美術館で開催の特別展を観るために、鈍行列車で旅をしてきました。



自転車や歩き旅も好きだけれど、電車旅も好きです。常磐線の旅。


車窓からは、その土地特有の風景が見られます。


季節柄、早苗田や、収穫を迎えた金色の麦畑、馬用の厩舎や馬具店の看板なども見えてきました。あっ、キジも。


野馬追が有名な相馬の辺りでは、馬に関わるものが目につきます。


ある駅では、制服を着た学生たちで溢れています。ガラガラで静かだった車内に、元気な声がなだれ込んできます。


電車の旅は、人生みたいで面白いです。

静かな時もあれば、活気に溢れる時も。


さて、茨城県立天心記念五浦美術館に到着。



入り口に続く道には水路があり、さらさらと水の音がお出迎え。洗われるような気持ちになりながら、進んでいきます。



水路の終点。



さらに進んでいくと…

入り口の前には波紋の広がる池があります。

じっと眺めていたくなります。



中に入りました。

ここは、岡倉天心をはじめとする五浦ゆかりの作家たちの業績を顕彰する美術館です。





西田俊英展「不死鳥」。

一年間屋久島で過ごして描いた作品を中心とした展示でした。


「不死鳥」は、第一章から第六章までで構成され、完成すれば、全長90mになる作品です。

今回の展示では、第三章の一部までが展示されていました。


第一章で描かれた不死鳥は、角度を変えて観ると、照明の加減できらきらと羽根が輝いて見え、まるで生きているかのよう。美しいです。


第二章では、屋久杉の前に佇む人が描かれていました。何千年も生きて来た巨樹の前では、圧倒され、畏敬の念を抱くであろう自分の心境を重ねて観ました。





ショップで売られていたミニブックと絵葉書を購入。

時々見返しては、思いを馳せたい。

よい旅でした。


きょうもよい一日でありますように。