いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。


淡いみどり色に、淡い橙色の模様の入ったお椀状の花。なんてかわいらしい花だろうと、初めて出会ったときに思いました。


九州出身のわたしには、馴染みのない花。

東北に住んで以来、よく目にするようになりました。





ユリノキです。

この高さがありますので、なかなか花は間近で見られないのですが、たまたま下の方に花をつけた木がありましたので、運良く近くで見ることができました。


佐藤達夫さんの植物誌によりますと、北米原産のモクレン科の樹木とあります。


「胸をときめかせて、こずえを仰ぐと、見えるかぎりの枝の先々に、そのチューリップ型の花がいっぱいついていた」と記されています。

英名チューリップツリー。


ごつごつと彫刻のような樹皮、



ぷくぷくと合掌したおててのような形の托葉、



別名ハンテンボクの由来となった、半纏のような形をした葉、



全てがかわいらしい。

いま綴りながら、ふと思い出したのが、子供の頃お気に入りだったゆりかごの歌のレコード。


レコードジャケットの絵が好きで、よく眺めていました。


昭和50年代のものでしたが、当時のレコードジャケットは、なんとも言えないノスタルジックさと、かわいらしさと、童話の世界に入り込めるような世界観がありました。


ユリノキの色合い、雰囲気と、ゆりかごの歌のジャケットの世界観が重なる感じがしました。


偶然ですが、名前に同じ「ゆり」がついているのも面白いです。


押入れの奥にしまってあるレコードを探して、思い出の旅、してみようかな。


きょうもよい一日でありますように。