いつもありがとうございます。
ぽーぽきです。
前回、トベラとクサトベラについて記しました。その中で、ハワイのクサトベラの伝承について触れました。
ハワイ諸島には、ハワイ語でnaupakaナウパカと呼ばれるクサトベラ科の木があります。
大きく分けると、
海岸に分布するnaupaka kahakaiナウパカカハカイと、山に分布するnaupaka kuahiwiナウパカクアヒヴィがあります。
これはハワイで撮影したnaupaka kahakaiです。
花の形が、一見円形の花が2つに分かれたような形をしています。
海と山のナウパカには多くの伝承があります。
半円状になった花が、別れ別れになった恋人の化身と言われ、海と山のそれぞれの半円形の花を合わせると、再会を喜び、雨が降ると言われています。
山のナウパカは、海のナウパカの一部が山間部に移ってそこで適応し、種分化したものだそうです。
ハワイには、植物にまつわる多くの伝承が残されていて、先住ハワイの人たちの暮らしを知る手掛かりになっています。
山のナウパカにはまだ出会ったことがありませんが、会える時を楽しみに、植物画を一枚一枚描き続けていきたいと思います。
きょうもよい一日でありますように。