いつもありがとうございます。
ぽーぽきです。
こちらは、前回引用しました佐藤達夫さんの著書「植物誌」です。
著者紹介には、人事院総裁を務められ、少年時代より植物に親しみ、牧野植物同好会、植物友の会のメンバーであるとあります。
本との出会いは2ヶ月前の帰省の時です。
わたしには、高校時代にお世話になった恩師がいます。
あまり自信がなく、自己主張もしない高校生だったわたしを、放課後の自由参加の勉強会に誘ってくださったり、気にかけてくれました。
その恩師と、30数年ぶりに再会。
自分の中で節目だと感じている時期だったので、何となく会いたくなったのです。
お声がけすると、快諾してくださったので、帰省した折に会うことができました。
久々の帰省なので、あちこち見てまわりましょうと、好きな神社や道の駅などに連れて行って下さり、その後、先生のご自宅へ。
再会して、あっという間に30年間の空白はなくなり、つい最近までお会いしていた感覚になりました。
植物画を学び始めたことをお話ししましたら、「ちょっと待ってて」と部屋の奥の方へ。
よかったらどうぞと、佐藤達夫さんの本を2冊手渡されました。
昔この本が好きで、眺めてたのよと。
購入した際に記されたらしいご自分のサインと日付を見ると、50年ほど前のものでした。
ありがたくいただくことにしました。
お互いに近況報告をし、これからのことを話し、あっという間に時間が過ぎ、満たされた気分でお宅を後にしました。
先生が、思っていた通りにすてきに歳を重ねられ、今も新しいことに挑戦しいきいきと時を過ごされていること…
伝えたかった感謝の気持ちを伝えられたこと…
当時、愛情を持って接してくれていたことが伝わってきたこと…
そんなことが感じられ、再会するのにとても良いタイミングだったとしみじみしています。
この本を開くたびに、この時の再会を懐かしく思い出すでしょう。
ありがとうございました。
きょうもよい一日でありますように。