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ぽーぽきです。


キバナセツブンソウ

キンポウゲ科耐寒性球根



2024年4月の作品。


ヨーロッパ原産。

スプリングエフェメラル(直訳すると春の儚いもの)の代表種。


この作品は、花が終わって果実になったものを描いたものです。


前回も引用しました、佐藤達夫さん著「植物誌」によりますと…

日本にもセツブンソウはあり、白い花びらのような萼の中心に、紫色のたくさんの雄しべが集まったとても美しい花だそう。


この本の中にこんなエピソードがあります。


雪がまだ点々と残る早春、秩父の杉林の中の群落で、牧野冨太郎先生ともう1人の友だちと三人、じっとしゃがみこんで、その花々(セツブンソウ)をあかず眺めた。

いかにもそれは、春を待ちかねた妖精の子どもたちが、少し早く起きすぎて寒さに震えているようなかんじだった…と。


その様子が目に浮かぶようで、とても微笑ましく、先生方の植物に対する温かいまなざしを感じました。


わたしも、いくつになっても好奇心とわくわくする心を持ち続け、歳を重ねていけたら…と思います。


きょうもよい一日でありますように。