いつもありがとうございます。
ぽーぽきです。
オキナグサ
キンポウゲ科オキナグサ属
2024年4月の作品。
山野の日当たりの良い草地に自生する在来種の多年草。
4〜5月頃に開花し、そののち白く長い綿毛のついた果実ができます。その白い綿毛が翁の髪の毛を連想させることからこの名前がつけられました。
群生している場所を訪れたことがあるのですが、この綿毛にはなんとも言えない光沢があり、陽の光に照らされると、きらきらと輝き、風が吹くとそれはそれは美しいです。
翁というよりは、金の糸といったところでしょうか。
日本では、オキナグサの好む、人の手が入った草地が減っていることから、数が激減しているそうで、保護活動をされている方もいらっしゃいます。
佐藤達夫さん著「植物誌」によると、
オキナグサは同類のものが北半球に広く分布しているそうです。
イースター復活祭の卵を染めるのに、その花片が用いられるとあります。
どんな色に染まるのでしょうか。
ところで、この「植物誌」という本、とても年季の入った本ですが、ひょんなことからわたしの元に来ることになりました。
その辺のところは、またの機会に。
本を通して、さらに植物の世界が広がります。
他の人の植物へのまなざしを知ることは興味深く、わたしの世界も広げてくれます。
時と場所を超えてわたしの元へ来てくれた本、ありがとう。
きょうもよい一日でありますように。