いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。


バイモユリ

ユリ科耐寒性球根



2024年4月の作品。

別名編笠百合、中国原産。

こちらは先輩が庭から持ってきてくださった大切なお花。


3月の終わり、季節外れの湿った雪が降り、お花もダメージを受けたそうですが、その中から選りすぐって持ってきてくださいました。


葉の先がくるんと巻いていて、うつむき加減の花はうっすらと緑の網目模様が美しい。

花弁の内側には褐色の網目模様が。

それが編笠百合という名の由来らしい。


彩色するには、透明水彩絵の具を混ぜて、色を作っていきます。学生時代に三原色というのを習った気もするのですが…。


水彩絵の具には、不透明水彩と透明水彩の絵の具がありまして、前者は小学校の授業などでよく使われているもの。混ぜると濁った色になるので、単独で使われます。


透明水彩絵の具は、混ぜて色を作れます。

ひと口に、葉や茎の緑といっても、葉の表、裏、光の当たる側、当たらない側で、全く別の緑色になります。


植物画を始めたばかりの頃は、その色のグラデーションを表現する以前に、眼で感じ取ることが難しく…ようやく、少しずつではありますが、見えてくるようになりました。


また塗り方一つで、葉の厚みや風合いを表現することができます。


色の作り方は教わりますが、最終的には、色の感じ方はひとそれぞれなので、自分で感覚をつかむしかないのだなというのが、最近感じていることです。


葉が描けたら一人前。

日々、楽しい精進です。


きょうもよい一日でありますように。