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ぽーぽきです。


シナノキ

シナノキ科シナノキ属



2024年6月の作品。


北海道から九州の山地に自生する落葉高木。

庭園樹として植栽もされ、かつて樹皮の繊維は布や縄の原料として用いられたそうです。


葉は、左右非対称のハート型。


この絵の花はまだ蕾の状態ですが、葉っぱのような総苞葉から花柄が出てそこに蕾がついています。


花が咲き、実になると、総苞葉が羽根の役目をして、ヘリコプターのように飛んで種子を遠くに飛ばします。


種を風で飛ばしたり、動物の体にくっついて運ばれたり、実を触ると弾けて種を飛ばしたり。

植物は、さまざまな方法で子孫を残します。


場所を移動できない植物たちは、あの手この手と状況や環境に応じて、自らを少しずつ変化させ、今の姿になっています。


その柔軟性を見習いたい、先生のような存在です。



彩色しました。


シナノキといえば、近縁種にボダイジュがあります。葉の形や、総苞葉のついた花序など特徴が似ています。



実家近くのお寺を散策していた時、境内のとある木の下に落ちていた実。菩提樹でした。


このお寺では、この実を念珠にして販売しているようです。取り残された実がありましたので、少しだけいただくことにしました。



そして、岩手県久慈産の蜂蜜。

お土産で買ってきてくれたもの。



北海道大学博物館のミュージアムショップで販売されていた植物画。


我が家には、他に菩提樹の実のイヤリングもあります。


いつの間にか、意図せずして集まったゆかりの品。好きなものは、自然な形で手元に送り届けられるのかもしれないです。


きょうもよい一日でありますように。