いつもありがとうございます。

ぽーぽきです。


ブドウ科ブドウ属



2024年9月の作品。


皮が薄く皮ごと食べられて、甘味が強く酸味が少ない、「葡萄の女王」と呼ばれるシャインマスカット。


果肉がしっかりとしているので、皮ごとデザートやサラダなどにも使われたりしますね。


シャインマスカットは、一年前に植物画教室の門戸をくぐった時、初めて描いた思い出のモチーフです。


当時は、「こんなにたくさん粒があるのに、完成させられるのかしら?」「一色に見えるけど、一粒一粒をどうやって描き分けたらいいのかしら?」と頭の中はハテナだらけでした。



まず、先生の指導は、鉛筆の削り方から。

なつかしの「肥後守」。

小学校の授業で、鉛筆の削り方を練習したことが活かされます。むかしとった杵柄、です。手が覚えているものですね。芯は細く細ーく削ります。


そして、コンパスのようなものはディバイダー。モチーフの大きさを測ります。


ぶどうは、粒の位置関係と大きさを忠実に描かないと房全体のバランスが崩れてしまいます。


今思えば、なかなか難しいモチーフですが、ディバイダーで大きさを測り、忠実に描く練習ができましたし、シンプルなだけに色の濃淡やトーンで立体的に描くことが出来るということに気付くことができました。最初に出会えて良かったと思っています。



これが初めての作品。

額装しているのは、昨年末に作品展に出展したからです。




同じモチーフを描くことで、一年前に感じたハテナは解消されたことに気付くことができました。


新たなハテナはありますが、こうやって一歩一歩、新たなハテナを拾っては解消して、背負い籠にホイホイと入れるように、経験を積んで満たしていくのだなぁと思っています。





さて、しばらく旅に出ようと思っています。
旅先でも新しいハテナを拾うことでしょう。
だから、旅は楽しいのです。

きょうもいい1日でありますように。