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Rustie
「sunburst EP」
2010年作品

所謂ウォンキーです。
ぶっちゃけハドソン・モホークフォロワーです。
ストラトヴァリウスとソナタアークティカが殆ど同じような音楽であるのと同じくらい似ています。
まだEPで全貌が見えていないので、今の時点ではまだ彼の音楽の全てをはかりきれません。ただ、真似しようとして簡単に出来るスタイルでもないので、きっと才能もバックボーンもスキルも豊かなのだろうと思います。ということで、良い意味での変化を次作に期待!ってところでしょうか。

ところで、ラスティのこのアルバムを聞きながら思ったこと。
ウォンキーはダブステップ、ブレイクコア以降の音楽と言われています。
確かに、ダブステップをベースにフリーキーに進化させた音楽なのだろうとは随所から伺い知ることが出来ます。
でも、ブレイクコアに僕はどうにも結びつけられませんでした。
ブレイクコアと言えば、リズムとは言えないようなリズムの滅多打ちをする音楽です。極めて暴力的かつ破壊的で、言わばテクノの世界でのデスメタルです。
対してウォンキーは、ハドソン・モホークらを聞く限りアッパーで、受けるイメージはブレイクコアのそれとかけ離れています。果たしてどの辺がブレイクコアから影響を受けているのでしょう。

その答えはリズムトラック以外のところにありました。
準メロディーとでも言いましょうか、激しくチョップされたフレーズはループしているとは思えないほどメタメタに暴れ回ります。
ラスティのこのアルバムで言えば二曲目のDragonflyこそがまさにそれで、割とベーシックなリズムトラックとは裏腹に表面を埋め尽くす音色は、奔放に乱れ散っています。この部分こそがまさにブレイクコア的と言えるのではないかと。
元々こういう音楽に詳しい方に言わせれば、もしかしたら酷く的外れかもしれません。もしかしたら、正しくても、何を今さらと言われてしまうかもしれません。でも、聞いていてハッと気付いたこの瞬間はやっぱり嬉しくて、日記に残しておきたいという気持ちを起こさせたのでした。


Rustie/Dragonfly試聴


8月以来の新譜レビューです。

Galneryus
「Resurrection」
2010年作品

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ヤマビ大好きでした。
が、もっとクリアなハイトーンならガルネリはもっと好きなバンドになるのにと思っていたのも確かです。
そこに来た小野正利加入のニュース。最初、誰?って感じでしたが、僕より上の世代の方にはドラマの主題歌他で有名なハイトーン歌手で、メタルファンには屍忌蛇作品に参加したことなどで既によく知られた人だったようです。
結果的には…正解です。
ヤマビ脱退は残念でしたが、よりバンドの音楽性にマッチした声の方であるように思います。
ブレがなく芯のあるハイトーンはガルネリのようなメロディックメタルソングを歌うのに見事にハマります。

他の部分はというと、心の迷いがそのまま曲に表れたような、正直地味で難解という印象が拭いきれない前作と比べると違いが一目…一聴瞭然です。一言で言うなら、晴れ晴れとして開放的。爽快なメロディックメタルアルバムに戻っています。syuのクサメロももしかしたら過去最高かというくらい炸裂しています。美しい旋律を邪魔するものは何もありません。キーボードのユーキさんとの相性も相変わらず素晴らしい。

昔好きだったバンドがボーーカル交代後二作目から音楽性を変えてしまった嫌な思い出が僕にはありますが、ガルネリもそうなるんじゃないかと内心ビクビクです。しかしこれはこれから長く愛する一枚になりそうです。それ故に重い筆を再び僕にとらせたわけです。素晴らしいですね。文句なしの一枚です。



12月8日には新編成でのライブDVDが発売!小野さんの声で蘇る過去の名曲達!
12月8日はCDショップへGOだ!!

Galneryus/Destiny
今日は収穫少なかった…(x_x;)

・ガルネリウス
小野さん加入後の2010年復活作。邦メタルです。

・クリーチャークリーチャー
デッドエンドのボーカルさんの別バンドの2010年発表セカンド。これまた邦メタル。

・キース・ケニフ
初のキース名義作は映画のサントラだそうな。これまでもストーリーを感じさせる作りだったから意外性はないけれど。試聴した感じでは、ポストクラシカルの中でもドローンアンビエントに近いような朴訥な印象。明るくメロディアスな曲もポツポツと。

・ワークオブアート
先日のメロハーオフ会で最も気に入った一組。早速ゲットして参りました。よくよく聞いてみると、帯にある通りハードロックよりAOR寄りなんですね。

・ヒート
新しいマイミクさんが大好きだと言っていたので興味を持ちました。メロハー系新人のホープですね。

・ブリングミーザホライズン
新譜。試聴しないで買ってしまった…。だ、大丈夫だろうか(・_・;)
ジャンルはデスコアです。

・ラスティ
所謂ウォンキーです。Hモホークに影響を受けたそうで。時代が流れるのは早いもので。

【欲しかったけどなかったもの】
・ノーザンライト
メロハーオフ会でかかった中で一番気に入ったバンド。ありませんでした…。
・ペンデュラム
2010年作。ドラムンリバイバル一派筆頭格です。
・ケミカルブラザーズ
2010年作。テクノ四天王の原点回帰作。
・アンダーワールド
2010年作。テクノ四天王の新規挑戦作。
・ゴールドパンダ
2010年作。ポストダブステップで名前が分かるのはまだこのアーティストだけです。
・スターキー
ラスコに続き、R&B方面などポップフィールドへ進出出来そうな聞きやすいダブステ。
・オールシャルペリッシュ
メロディアスなデスコア
・ナザム
旧譜。美しいグラインドコア。
・ロサンゼルス
世界最高の美声ロックボーカリスト、ルッピッぴのバンドのセカンド。ないー。

【中古値下がり待ち、レンタル一週間解禁待ち】
・凛として時雨
カオティックでエクストリームだけどメタルでもハーコーでもなく、むしろプログレで、影響元がビジュアル系つまりはNWやプログレに還るJ-Rockバンドの新譜。
・te'
ポストロック最後の番人。日本産。
・テレフォンズ
ニューレイブ風J-Rockバンドの新譜。
・ミイラズ
アークティックモンキーズのコピバン的なバンドがオリジナリティを出してくれてしまった最新作。良いのに。元のままで。
・フォールズ
歌モノマスロックからネオサイケへ。ネオサイケって今何周目?


パッと出てくるのはこれくらい。探さなきゃ。


マイミクさんが増えたタイミングで大体いつもやる例のアレです。
トップにある【好きなアルバム五十選】を見て頂いても良いのですが、何せ僕の好みは言葉ではなかなか伝わりにくい。それで、「実際にこんなの聞いてます」って補完して自分を知ってもらいたいわけです(そして、よりディープな話がしたい)。

では、いきます。

表記:
アーティスト名/曲名
(ジャンル名)

1.monolake/fragile
(minimal/dub/electronica)
2.camel/friendship
(prog-rock)
3.The album leaf/vermillion
(postrock)
4.LTJ Bukem/music
(Drum'n'Bass)
5.Hawaiian6/Magic
(Melo-core)
6.The music/cold blood
(UK rock)
7.korn/lost
(Heavy Metal)
8.D'espairsRay/Love is dead
(V-rock)
9.studio apartment/Landscape
(House)
10.Dark Tranquillity/dividing line
(Melodic Death Metal)
11.Inflames/ordinary story
(Melodic Death Metal)
12.Dir en grey/Red soil
(V-rock)
13.Flying Lotus/Dance of the Pseudo Nymph
(Techno)
14.The used/Pretty handsome awkward
(Emo)
15.いきものがかり/ふたり
(J-POP)


モノレイクは所謂ダブトロニカってやつですね。ダビーなエレクトロニカ。ミニマルダブとも言うかもしれません。暗く重い。よく思うことですが、ロックやメタルの世界の重さなんてダブ系譜の音楽のそれに比べるとまだまだ軽いものです。少なくとも音そのものは。暗くて重い音楽が好きな方におすすめです。

キャメルはメロディー派のプログレッシャーにはド定番ですね。スノーグースからの一曲です。

アルバムリーフ一時期ハマりました。懐かしい(´`)ポストロックはジャンルとしては死に、要素として残りましたが、こうして久々に聞くとやはり一時代を作っていただけはあるなと認めざるを得ません。知らない方は、テクノやアンビエントの影響まで取り入れパンク側からプログレへアプローチした音楽をイメージして下さい。

去年から今年にかけてクラブではダブステップのジャングル回帰が盛んになっていたそうで。僕はスクリームが出したシングルくらいしか聞いていませんが、テクノ四天王アンダーワールドの新譜にドラムンベースリバイバルであるリキッドファンクの代表格が参加したということを合わせて考えてみると、やはりドラムンベースは二周目のサイクルを回り始めたと言って良いのかもしれません。LTJブケムはドラムンベース初期の重要人物です。

キタキタキター!
奇跡の一曲!
僕のiPodには厳選した10429曲が入っていますが、その中で好きな曲ベスト10に入るほど好きな曲です。TSUTAYA社員時代にC3ウェーブという有線放送で聞いて虜になりました。
メロコアが正式なジャンル名かどうかは議論しません。メンドクサイ。

今日のシャッフル再生は良いですね~。良い具合にバラけてくれて自己紹介向き。UKロック最近はあまり聞いていません。

今日のメタル一発目はコーンでしたか。ヘヴィロックとかニューメタルとか別の呼び方もあるし、ミクスチャーの亜種とも言えますが、これはメタルでしょ。無冠詞の。少なくともメタルファン以外にはメタル以外の何者でもないはず。

ディスパはどこに向かうのか。インダストリアルには違いないのかもしれないけれど。この陽気さは一体…。段々付いていけなくなってきています。
ヴィジュアル系は僕のルーツであり、今でも核の一つです。

ハウスは全く分かりません。この曲は朝よりも夕日が似合いそうだなぁ。

これはダートラの一番好きなアルバムからの曲です。芸術です。野獣のように粗暴なデスメタルから一番に伝わるイメージが美しさとは!これは奇跡。(音符の)横の構成は元より、縦の構成が見事過ぎます。ベーシストがギタリストにシフトしてからはここまでの美しさではなくなりましたね。

インフレイムスは聞かない曲が山ほどありますが、しかしキラーチューンのキラーっぷりはただごとじゃないですね。これまた良い曲。

ディルは傑作アルバムウロボロスから。アホみたいに聴きまくりましたよ。このアルバム。先駆者とはこういうものか!と。後続を突き放しましたね。

飛行陸亀のやっている音楽に名前がつく日は来るのでしょうか。大文字のテクノと括るのが精一杯のような気がします。音楽的語彙の少ない僕には、彼の音楽を言葉にすることすら難しい。何もかもが新しい。この、何もかもがやり尽くされた時代に、新鮮な音楽を作るという賞賛されるべき才能。

いきものがかり活動停止悲し過ぎます…。きよえちゃんの歌が聞けないなんて…。

休日開催ってことで初めて始めから参加出来ました。

今日はいつものメタルオフ会ともプログレオフ会とも異なる「メロハーオフ会」。う~ん、なんてピンポイントなんだ。にも関わらず一次会の時点で10人もの人が集まりました。熱いぞ、メロハー。
ところでメロハーとは?メロディックハードロックの略。ハードロック自体十分メロディアスなものですが、その中でも特にメロディの美しさに特化した、(ロックの短いようで長い歴史の中では)割と最近のジャンルです。

カラオケBOXの一室で集まったみんなでおすすめの曲をかけて聞きながら語らうという会。既にこれまでの会でお会いして面識のあるマイミクさん達がいるおかげでリラックスして場に溶け込んでいけました。

ちょっと遅れて部屋に入るともう曲がかかっていました。最初の方は、見た目では二十代前半かというような可愛らしい女の子。これで僕と殆ど変わらないというからびっくり。そしてこんなコがハードロックを好きだというのだからまたまたびっくり。しかもマニアックでかなり詳しい。かけてくれた曲は全部知りませんでした。DJをやっているとか、フェアウォーニング(メロハーの世界ではロックの世界のビートルズくらい有名なバンドです)のバックステージでメンバーと肩を組んだ写真を撮っていたりとか、興味をそそられる方でした。可愛いし。足元のピンクの差し色や帽子、その他諸々服装も素敵でした。

二人目の方はかなりの強者で、ジャケ買いで勝率二割という楽しいエピソードをお持ちでした。厳選した曲達はマニアが集まっているであろう場でも皆を一様に唸らせていました。う~ん、凄い。
席が離れていて話せませんでしたが次は是非。

三番目はプログレもお好きな方で、話が通じて嬉しかったです。この方とはマイミクになって情報交換をしていきたいと積極的に思いました。iPodの中身を見せて頂きましたが、知っているのが四つしかなかったという奇跡(笑)

四人目の方と話したことの中では、音楽よりも帰り際に話した「ジョジョ・バー」なるものの存在の方が気になっています。いつか一緒に行きましょうと言って頂けました。社交辞令でなくちょっと本気で期待しちゃいそうです。い、行ってみたい…。でも一人では…。

五番目が自分。
ハーランケイジで無難にスタートさせ、アナイアレイターのハードポップ風の曲、タイフォンと三曲だけにしました。最初はピアノエモとかJ-Rockも候補にしていましたが外して正解でした。同じメロディアスなロックでも、やっぱりハードロックはハードロック。こうしてワンテーマで区切ると、普段意識しない部分まではっきり見えて、ハードロックとは何ぞやという不可視なものが明瞭な形になって見えてきました。
プログレオフ会の仲間達!タイフォン強行頑張ったよ!受けは悪くなかったよ!

六人目辺りから横の可愛い女の子と、知的で美人でハードロックにも詳しいお姉さんと、親しくさせて頂いているかずかずさん、亀猫さんとの会話に夢中になり殆ど曲を覚えていません。かずかずさんの曲も、リリアンアクスくらいまでしか…ごめんよーっ!!

ハッとして曲を聞く体勢に戻ったのは内心ドキドキでメタルな曲を選んできたと心境を語ってくれた亀猫さんの一曲目から。
なんだー亀猫さん僕なんかより全然メロハー詳しいじゃーんと、ちょっと浮き気味の自分の選曲を振り返りつつ、メイン以外でもこれだけ行ける亀猫さんに素直にリスペクト。
大変だけど仕事が楽しいって話も胸に響きました。か、かっこいーーー。

お次は英語が堪能で海外のバンドとメッセージをやりとりしたとか、メロハーの祭典である海外のロックフェスに参加したとか、語る話に尽きることのないお姉さん。メロハーに詳しいってのも並ではなく、かかる曲かかる曲、ジャケットすら見ずにこれは誰の曲かと周りに教えてあげられるほど。天は二物を与えないなんて嘘だって分かっちゃいるけど、こう目の当たりにするとね。大変お美しい方でした。服装も大人らしくでも可愛いらしく、また素敵でした。

端に座っていたもう一人の女性はTENにフェアウォーニング、トリートと鉄板な曲を選んでいらしており、場を大いに盛り上げてくれました。トリートは知らなかったけれど(^^;)

最後は主催者カレンナメタラーさん。一、二曲目ともに素晴らしい曲で、さすがだな!と内心で賞賛の拍手が鳴り止みませんでした。最後はボンジョヴィで締めてくれて、会をスムーズに運ばせるように細々と動いたり、みんなに話しかけたりと繊細な気遣いにもまた惜しみない拍手を送りたい気持ちでした。

【今日の主な収穫】
ISSA
→美人ハードロッカー
pride of lions
→サバイバーの人のバンド
Heartland
→move onアルバム。名前は知ってたけど…。
jaded heart
→名前は知ってたけど…。
Ten
→遥か昔に売っちゃったけど今日改めて良さを再認識。…なら、聞き直すしかないじゃないか!
Treat
→北欧ハードロック
TNT
→苦手だと思っていたけれど。十年の月日は人を変えるものなのだよ。
マスカレード
→今はなきゼロコーポよりTNT系。これはもうジャニスに頼るしかない。
work of art
→最優先1。素晴らしい。
Two fires
→ギターが素晴らしい。
Northern light
→最優先2。激泣。カレンナメタラーさんはきっとギター経験者に違いない…。
Los Angels
→セカンドは良いよとおすすめして頂いたので。ルッピッピの声大好きなんで。



…収穫多いな。



今日ほど1日で素晴らしいと分からないを連呼する日もありませんでした。

二次会は参加せず。
今週から毎週土曜出勤だし、朝早いし、体力温存しないと。昨日の激務からきた筋肉痛もまだ完全に引いてないし。