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今日は立春
2月2日から主人の実家(蒜山)に来ています。
義父が89歳で天国へ旅立ちました。
今日は雪恋祭りの日です。義父との約束は果たせなかった‥‥。
雪は1月の末の大雪で道端には除雪車でかきあげられた雪の山がポコポコ出来ています。
大雪が降ったことで、2月に入って雪の事故で亡くなられた方、義父のようにお歳で亡くなった方 葬儀場が満杯で義父のお葬式が5日後(7日)になりました。
春に天国へ行きたいと生前言っていた義父 今日立春は棺の中で迎えました。
こんなに長く家族と過ごせる義父は幸せだと‥‥
そして私の祈りが通じた瞬間です。
1月に春日大社へ特別参拝したときに、『多賀神社』の絵馬に「義父の体力が少しでも回復して、皆と少しでも長く居られる時間が持てますように」と書きました。体力の回復は無理でしたが、義母の腕の中で苦しまず、電池が切れるように亡くなって、葬儀場の関係で5日間も身内と過ごせる時間が出来た、北海道の息子も時間が取れ、帰省が出来て孫7人全員が揃っておじいちゃんを見送れる。
「じいちゃんはなぁ〜 棺を孫に担いでもらってあの世に行きたい」生前いつも孫が集まると言っていたので、その希望も叶えている。とても不思議な感じです。お葬式の段取りも時間があるのでゆっくり計画、親しかった人も毎日誰かが会いに来てくださる。
棺に入れる手紙もそれぞれが感謝を込めて書いています。
盆栽を眺めながらお茶を飲むのが好きだったおじいちゃんのために、あの世でも友達を呼んで美味しいお茶が飲めるようにと、急須や湯のみ茶椀や生前畑で作って私達に届けてくれた季節の野菜を折り紙で折りながら優しかったおじいちゃんの思い出話をしている孫達の姿をきっと喜んで見ていると思う。
毎朝棺の義父に皆が「おはよう」と挨拶をする。
悲しみの中にも暖かく優しい空気が流れて義母もしばし哀しみから逃れられている。
玄関前に孫の数だけのミニかまくらを作って、火を灯しそこでもまた思い出話が懐かしく出てくる
お別れは辛いけれど、感謝がいっぱい詰まった5日間になりそうです。
義父が愛情たっぷりに育てていた梅の花も綺麗に咲いて和ませてくれています。
今日も最後まで読んでいただきお付き合いありがとうございました
