藤城清治 光のメルヘン展 〜生きるよろこび〜 | 毎日がspecial〜♪ ※心象パステル画※《かきかた※書道教室》

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書家
パステルステンドグラスアートインストラクター
パステル和アート準インストラクター

こんにちは(*^^*)

今日もご訪問ありがとうございます♡


今日は梅雨の晴れ間ちょっと蒸し暑い感じの1日でしたね。
そんな中 午後から奈良へ
藤城清治 光のメルヘン展を見に娘と出掛けてきましたおねがい
偶然にも今日は藤城清治氏がご来館サイン会をされていて嬉しいことに、図録にサインをしていただいて、握手もしてもらいましたラブ
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御歳92歳 ピンクのステキなジャケットを着てサインされる姿92歳には見えないです。優しい柔らかい手の温もりに感動です照れ
250点もの作品が展示されていました。

1番の感動は2014年の作品 
『日本一大阪人パノラマ』幅6mの影絵壁画 90歳の時の作品です。上
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〈写真は図録より〉
それと、下の作品はご自分が 脊柱管狭窄症で入院されていた時のもの
三田病院から見た東京タワーから富士山の風景デッサン  2015 
絵の上に病気だった時の様子やご自分の気持ちを書かれています。
是非読んでもらいたいので
写真見にくいかと思いますので
こちらに書かせていただきます。

ぼくの90才のときの出会いは
病気だった〈脊柱管狭窄症〉 
この出会いは幸か不幸かわからないが
ぼくは大きな幸せだと思った。
病気との挑戦こそのりこえて
生きるよろこびだと思った。
一日20分しか椅子に坐っていられないという。
手術した一月十日から20分づつ一日5回で100分
こんなにゆっくりとていねいにデッサンしたことはない。
いままで時間が足りなかった。
でもいまは時間のたつのがゆっくり
あの窓には あのビルには あの高速道路を走る車の人は
いろんなことを考えて描いた。
痛かった!寝れない!
でも 東京タワーが東京スカイツリーが
こんなデッサンは
病気でなければ描けない。
人の手だすけがなくても描けない。
もし 絵がデッサンができないようなら
90才まで生きいてもしようがない
9階の病室のまどから
飛び下りてしまうか と思ったこともあった
しかし 勝つんだ!挑戦するんだ!
病気に勝ちぬくんだと思った。
病気をのりこえてこそ
ほんとうの背すじをのばした
すてきな絵が描けるんだと思った。
人間はいつかは病気もする
不幸に出合うこともある
それをのりこえてこそ
生きるよろこびが
とびだしてくるんだ。
ぼくはこれからこそ
ほんとうのいい絵
生きるよろこびを
描いていこうと思っている
みんなもいっしょに
この展覧会で
生きるよろこびを味わってください。

                                   藤城清治

展覧会会場終盤このメッセージに会い心を動かされました。
数々の作品の奥に秘められた心が伝えるものは‥‥作品が生まれるまでの背景が‥‥
色々感じとれる展覧会でした。

 ~生きるよろこびを味わってきました~

メルヘンの世界へ是非お時間の許す方足をお運びになるといいと思います。


今日も最後まで読んでいただき、お付き合いありがとうございました