vol.382

中小製造業のWebを再起動させる!
中小製造業専門 IT参謀、
村上郁(むらかみかおる)です

 

『国運の分岐点

中小企業改革で再び輝くか、
中国の属国になるか』

著者:小西美術工藝社社長
デービッド・アトキンソン

 

という本を読みました。

 


かなり刺激的な内容を含むので、
何か言いたくなった方は
 

 

 

このブログに意見を述べる前に
ご自身でこの本を
読んでみてくださいね。

 

 


著者の主張は
中小企業を減らす!
 

正しくは

生産性を上げるための施策

国が国益のために進めること。

 

中小企業を守る
護送船団方式をやめよう

との主張です。

 

誤解のないように書いておくと、

 

なんでんかんでん

中小企業をつぶせ!

とは書いてありません。



本来なら倒産して

しかるべき企業が

生き永らえてるのがあかん。



つまり生産性を上げる

努力をしない

中小企業のおかげで

 

労働者は低賃金のまま、
生産性は世界28位
という結果になっている。

 

 

 

日本はその経済力とは裏腹に
世界規模の大企業が
少なすぎるという指摘。


 

これまでベースになってきた
人口増加時代の理論を、


誰も体験したことがない
人口急減の時代にも


続けようとするから

おかしくなる。

 

 

 

賃上げをすれば

生産性が上がるのは

国際的に証明されている。

 

韓国はいっぺんに

上げすぎたけど。

 

賃上げをすると

中小企業の倒産が多発する

というのは感情論であり

 

例えばイギリスでは

生産性が上がり

倒産は増えなかった。

 

 

 

日本に必要なのは、
賃上げをしたら倒産する
と叫ぶ経営者ではなく、
 

この賃上げに
耐えられるだけの、

企業の規模を大きくする
能力を持つ人、

つまり
成長させることの
できる経営者
」であると。

 

 

 

目を覚ませ!

 

中小企業の経営者!

ってブライトさんが言ってます。
 

 

 

ぶったね!

 

誰にもぶたれたことないのに!

 

って言うとったらあきません。

中小企業の社長さん!

 

アムロのように

ニュータイプにならなきゃ!

 

 

 

そのために
どうすればいいのか。

 


 

当然それなりの工夫が必要。


無駄なコストを削減する、
利益を人件費に回す


会社の私物化に
つながりやすい
家族経営を断ち切る

 

 

 

生産性向上を
進めるために

最先端技術を導入して
業務の効率化をすすめ、
組織改革などの「業務改善」をする。

 

これらの工夫ができない企業は

統廃合を積極的に進めることになる。

 

下町ロケットに象徴される
中小企業びいき
経済政策にまで影響している。

 

中小企業=日本経済の原動力
と勘違いしている人が多すぎる。

 

 

 

とまあ、こんなことが

書かれています。

 

アムロとブライトは

文中に登場しませんが。

 

 

 

この書籍を紹介したら
ブログ仲間はこうコメントしました。

人不足や働き方改革は、
まさに生産性の無い中小
潰せと言うお役所。

中小企業の犠牲の上に、
大企業が支えられているのを
忘れてはるんやと思います。

 

私は経済政策や税制など

詳しくはないので

 

何が正しいのか

わかりませんが、

 

もちろんこのブログで

全文は書いてないので

 

この話に

おいおい!

って思った方ほど

本を読んで欲しい。

 

 

 

私は私のできること、つまり

 

最新技術の導入

業務効率化組織改革

繋がるソリューションを

 

推進していきます!