こんにちは。
今回は、2020年10月10日(土)に運行開始がされた、JR四国の新しいトロッコ列車、「藍よしのがわトロッコ」に往復乗車してきた話です。
①「藍よしのがわトロッコ」とは。
❶概要編
「藍よしのがわトロッコ」は、瀬戸大橋線を走る「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」、予土線を走る「しまんトロッコ」に次ぐ、3つ目のトロッコ列車です。
吉野川が育んだ「阿波藍」、藍で富を築いた藍商人により、花開いた「阿波踊り」をはじめとする、徳島の文化や沿線の歴史、地元の食や地酒を吉野川に吹き抜ける風と共に体感いただくトロッコ列車だそうです。
運転区間は、徳島線(よしの川ブルーライン)の「徳島駅」~「阿波池田駅」を、1日一往復、土、日祝日に走っています。
現在決定している運転日は、11月29日(日)までの土・日祝日と、2021年3月27日(土)、28日(日)の合計20日間のみです。冬場はトロッコ乗車は厳しいので、運転されません。
便は1往復2便です。
下り(徳島→阿波池田)が、「さとめぐみの風」で、「徳島駅」を、10時34分に出発し、「阿波池田駅」に13時00分に到着する、2時間26分の旅です。
上り(阿波池田→徳島)は、「かちどきの風」で、「阿波池田駅」を、14時39分に出発し、「徳島駅」に17時06分に到着する、2時間」27分の旅になります。
トロッコ乗車区間は、「石井駅」⇔「阿波池田駅」です。「石井駅」、「穴吹駅」、「阿波加茂駅」で乗車、下車出来ます。
❷車両編
車両は、以前「幕末維新トロッコ」として使用されていた物を、塗り替えての再利用です。
1号車は「トロッコ車両」の「キクハ32-501」です。
2号車の気動車は、「キハ185-20」です。
参考・「幕末維新トロッコ」の時の車両です。
2019年11月3日に乗車した時の記事は、下記をご覧ください。
その前、「土讃線秘境トロッコ」運転時の写真です。
↑「坪尻駅」停車中のトロッコです(2015年11月15日乗車)。
車両側面です。
↑1号車は、ローマ字です。
↑2号車は、日本語表記です。
「ものがたり列車」でお馴染みですね。
ヘッドマークです。
↑1号車です。
↑2号車です。もちろん「バックライト」で光ってます。
「サボ」は、「臨時」です。
↑やはり、ここにも拘りが欲しかったですね。
「瀬戸大橋アンパンマントロッコ」も、「臨時」のままです。何か理由があるのでしょうか?
❸内装編
正直、内装には殆ど手は加えられていません。「幕末維新トロッコ」のままですね。
一点だけ?ありました。
↑車両の出入り口には、「藍染め」の暖簾がありました。
乗車時、気動車とトロッコ車両は、指定席の同じ番号に座ることになります。ただ、トロッコに1番は、特別席?なので、販売されません。そこで、気動車の1番席には、
↑「かかしの里」で見たときと同じ、ご婦人方が座っていました。記念撮影用のボードを管理して頂いてます。
車内の写真は、乗車編の中で随時出てきますので、それを参考にして下さい。
②乗車してきました。
本当は、初便(10月10日)に乗りたかったのですが、10時打ちで「玉砕」し、1週間後10月17日に往復乗車してきました。
初日の模様は、「LTE」さんがアップされていますので、参考にしてください。スミマセン、勝手にリンクを貼っておきます。
また、今回「あぁるびぃ」さんに、「一緒に乗りませんか?」と、お声掛けすると快諾頂きましたので、一緒に乗ってきました。リンクを、勝手に貼っておきます。
今回、私が使用した切符は、下記の分です。
色々ありますが、メインは「徳島おでかけきっぷ」です。3,000円で、徳島県内のJR線(特急列車自由席も)、バス路線が、一日乗り放題になる切符です。限定2,000枚で、土・休日のみ利用できます。詳しくは、 こちら で、ご確認ください。
もちろん、「藍よしのがわトロッコ」も、指定席券を取れば、乗車可能です(と、いうか、「藍よしのがわトロッコ」の為に発売された切符だと思います。)。
私の場合、琴平駅からの乗車になるので、乗り放題の端「坪尻駅」までの往復の乗車券を、追加購入です。また、帰りは「南風」で帰りたかったので「特急券」も帰りに購入しました。
でも「坪尻駅」の切符、あまり買う事も無いので、記念になりました。
❶琴平駅 6:58発 → 阿波池田駅 7:47着。
普通列車4221D 1000型気動車。
↑朝から「雨」が降っています。しかも寒いです。
↑「坪尻駅」への切符ですが、「坪尻」は通過です。
↑「1000型気動車」1両編成です(ワンマン)。
↑「阿波池田駅」到着です。雨は激しくなってきました。
46分の乗換時間があります。530円奮発して、「南風1号」で来れば8分で接続されていますが、倹約させて頂きました。
❷阿波池田駅 8:33発 → 徳島駅 9:47着。
特急剣山4号 185系気動車 自由席。
↑めっちゃ空いてます。
↑絶滅危惧種同士の「2000系」と「185系」の並びです。貴重ですね。
徳島駅には「定刻」に到着しました。ホームには一足早く到着した、「あぁるびぃ」さんが待っていてくれました。入線迄少し時間があったので、駅構内のファストフード店で、コーヒーを飲んで、一息入れます。
入線間際、構内に戻ってくると、
初日は「スマイルえきちゃん」と「すだちくん」でしたが、今日は「すだちくん(左)」と、「トクシィちゃん(右)」が、お見送りに来てくれました。
また、観光協会の方から、乗車前に「てぬぐい」等を頂きました。ありがとうございます。
❸徳島駅 10:34発 → 阿波池田駅 13:00着。
藍よしのがわトロッコ さとめぐみの風 2号車2番A席。
↑乗車時、プレゼントを配っています。
「石井駅」までは、2号車気動車側で過ごします。少し暖房も効いていて快適です。この後の「悪夢」は想像できませんでした。
↑ほぼ満席です。私の隣は空席でした。
定刻に「徳島駅」出発です。
↑皆さんのお見送りを受け、出発です。行ってきま~す。
あれ?、座席のポケットに……。
全座席に「iPad」が入ってます。プレゼント?。この事は、後でお話しますね。
今回、私たちと同じテーブルには、「NHK徳島放送局」の記者(アナウンサー)さんが乗車されていました。10月30日放送のラジオ番組の取材だそうです。
↑赤いマイクが見えていると思います。私たちも随所でインタビューを受けました。
10時46分「石井駅」到着です。5分間停車します。ここからでも乗車できます。
ここから、希望者(雨なので)は、トロッコ車両に移れます。
↑内装は手が加えられていませんね。
↑まだ、地獄を知らないので、殆どの方が移ってきました。
でも、吹きさらしです。雨も容赦なく吹き込んできます。ビニールのシートが掛けられていると思ってましたが、何もありませんでした(甘かった)。
その後、テーブルが水浸しになるので、各テーブルに「タオル」が配られましたが。
ここからは、地元のガイドさんが沿線ガイドをして頂きました。ただ、マイクの音声は、トロッコ車両のみしか流れないので、気動車に戻ると聞けなくなります。
「さとめぐみの風」は、トロッコ車両が先頭になるので、前面展望も堪能できます。
↑運転士さんは「半袖」です。後で聞くと「ちょっときつい」と言ってました。
↑インタビューを受けている「あぁるびぃ」さんです。大分、トロッコ車両には、人が減ってきました。
↑「学駅」停車です。
その後、車窓には「吉野川」が見え隠れしてきます。
↑「岩津橋」です。
↑「穴吹川」を渡ります。日本一の水質を誇るらしいです。
↑ほとんどの方が「気動車」に移りました。
「穴吹駅」て5分停車です。ここで、「駅弁」が到着します。
↑駅弁売りスタイルで、座席まで持って来てくれます。
現在駅弁のない「徳島県」で、久し振りの駅弁です。トロッコ列車限定の「阿波尾鶏 トロッコ駅弁」です。価格は、1,000円(税込)、下り便限定の駅弁です。
申し込みは、乗車4日前までに、「栗尾商店(0120-38-48-58)」さんに直接電話で申し込みます。その際「席番号」が必要になりますので、切符を手元に電話してください。阿波尾鶏の引き締まった歯ごたえと甘みがとても美味しかったです。
12時10分、「貞光駅」到着です。8分間停車します。
さあ、ここで、先程の「iPad」の出番です。
でも、ここからは次回です。
ありがとうございました。