今日は日本各地で、本当に暑い1日となった様ですね。
私のすむ北海道では、まだ暑さはそれほどではありませんが、
7月23日から7%以上の節電にご協力をお願いします。
と、計画停電が起きた場合の区割り表が、北電さんから届きました。
以下の記事は昨年(2011.4/1)に掲載したものの再掲載です。
データなど多少古いものがある事をご容赦くださいませ。
~~~~ 以下、再掲載文 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「節電をしましょう!」と言う呼びかけがよく聞こえてきますが、
「節電のためにテレビを消しましょう!」とは、あまり聞こえてきませんね。
で、テレビの消費電力はいかほどのものか調べてみました。
32Vワイド液晶テレビの場合 1時間あたりの消費電力は 約150w だそうです。
「うちはテレビなど無いぞ!」というご家庭もあるでしょうが、
1世帯で2~3台持っているところも結構あります。
で、東電エリア各世帯に消費電力150w/hのテレビが1台ある
と、考えて計算してみると....。
東京都の世帯数 約5,502,678件 × 150w = 約825,402kw
埼玉県の世帯数 約2,331,769件 × 150w = 約349,765kw
千葉県の世帯数 約2,131,086件 × 150w = 約319,663kw
神奈川県の世帯数 約3,353,059件 × 150w = 約502,959kw
群馬県の世帯数 約578,241件 × 150w = 約86,736kw
栃木県の世帯数 約580,662件 × 150w = 約87,099kw
茨城県の世帯数 約925,031件 × 150w = 約138,755kw
山梨県の世帯数 約269,840件 × 150w = 約40,476kw
合計すると、なんと 約2,350,855kw にもなるんです!
これは、たった1時間テレビを消しただけで節約できる電力です。
※ 東電エリアは一部地域という静岡県は計算に入れませんでした。
※ 各地域の世帯数は日本ポスティング協同組合さんのHPを参考にさせていただきました。
ニュースによると今年の夏、東電エリアでピーク時に5500万kw需要があるのに対し
供給は4650万kw...つまり850万kw足りないそうです。 ※記事掲載時(2011.4/1)
850万kw とは 東電エリアの全世帯が
約3時間半テレビをつけていたときに消費する電力です。
こう考えると、全く見ないとまでは行かなくても
なんとなくつけっぱなしにしているテレビを消す。
観る番組をちゃんと選ぶ。
というのは、なかなかどうして立派な節電ではありませんか?
他の電化製品、たとえば猛暑時のエアコンなどはあまり我慢しすぎると
健康に影響が出かねません。とくに乳幼児やお年寄りに関して言えば
命にさえ関わってきます。
でも、テレビを消してもそれほど健康に影響が出るとは思えません。
それどころか、「ただちに健康に影響を及ぼすものでは無いと考えられます。」
などなど、聞けば聞くほど不安になってしまいそうな文言を
シャットアウトできて、かえって良いかもしれません。
停電が度々起きると、各家庭や病院なども本当に大変ですが
生産現場もその度にストップします。
予備電力など持たない町工場は大変です。
日本のもの作りを力強く支えているのは、この町工場の皆さんです。
その影響は計り知れません。
被災地の復興のためにも、日本がもう一度立ち上がるためにも、
テレビを消して節電してみませんか?
今までは雑音にかき消されて聞こえなかったもの、見えなかったもの、
だんだんと、取り戻せるかもしれませんよ~。(^O^)/