娘の穴あきズボンに思う | のんびりかあさんの日記

のんびりかあさんの日記

娘(9歳)は喘息でアトピー。息子(6歳)は食物アレルギー。



家族みんなの健康のために

『なるだけ手作り』かあさんの日々です。

お久しぶりでっす!
メニエールから復活しました~!

幸い今回は気が付くのが早く
(それでも夫に指摘されるまで気が付かなかったワタシ・・・)
立っていられない様な目眩に襲われる事はなかったのですが
やはり聴力が落ちるのは何かと不便ですね~。

さて、娘の小学校ではもうすぐ運動会。
練習があるので毎日ジャージで登校です。
でも、娘のジャージは3着。毎日洗濯洗濯~です。
そして3着あるジャージのどれも穴あきです。
何度もかがっているのですが、すぐにまた穴をあけてきます。
だんだん穴も大きくなり、裏から似た様な生地を当てては縫い付け...。

洗濯物を畳みつつ、また穴の開いてしまったジャージとにらめっこ。

「これももう限界かな?買った方がいいか....う~ん...。」

言うとも無しにつぶやいていた私の後ろで、絵を描きながら娘が一言。

「いらないよ。また縫っておいて!まだはけるし、気に入ってるし。」

すごくあっさり。
なんだかこの言葉を聞いて、おお~娘もこういう風に育ってきたか~....
なんて、ちょこっと胸にくるものがありました。

夫は毎日、それはそれは一生懸命働いてくれていますが
ハッキリ言って、我が家のお財布に余裕はありません。

ここで、「もっと余裕が欲しい!よし、母さんも働くわ!」
と、ならないのは、夫と話し合う中で見えてきた共通認識があるからです。

子どもには、ずっと継続して信頼関係を築ける大人が必要。
温かい手と目が必要。
それは、質を持って量を補える様なものではない。
その、どちらも必要だ。ということです。

我が家の場合、家で子どもたちの側にいてあげるのは、
私の方が適していました。だから、私が家にいます。

もし、本当に明日食べるお米にも困って、どうにもならなくなったなら
その時は、私もガシガシ働きます。
子どもたちが飢え死になどしないように、骨身を惜しまず働きます。
私が家にいなければ、当然子ども達にも不便をかける事でしょうが、
「生き抜くために働いてる!」
そう覚悟した親の背中からは、きっと受け取ってくれるものがあるはずです。

でも、そういう状況でないのなら
贅沢を楽しむ事はできなくとも、お母さんは家にいよう。
そう、夫婦で決めました。

娘のジャージだけでなく、
夫のものも、息子のものも、私のものも、
どれも色々補修しながら使っています。

でも、それでいいんです。
新しいものを次々買って使い捨てる生活はできないけれど、
古いものを直し直し使って、母ちゃんが家にいる生活。
それがいいんです。

ツギのあたったものを、貧乏臭いと嘆くのではなく
「お!いいねいいね~♪ちゃんと直ってる!母ちゃんありがとう!」
と、何も気にせず暮らしてくれる夫だからこそ、
娘や息子も、そんな事を気にしない子に育ってくれているのだと思います。

どれだけたくさんの物を持っていても、お金があっても、
それは、この世とさよならする時に全て消える、ただの幻です。
目先の幻に振り回されて、人生が終わるなんて空しいです。

だったら、目には見えないけど、決して消えないもののほうを
大切にしたいです。
そういうものを子ども達に残していきたいです。