ずいぶん長々としたシリーズになってしまいましたが、
我が家のアトピー対策4回目の今日は
『それでも痒い!そんな時は?』でお送りしたいと思います。
(アトピー1~話し合い編~へはここをクリック)
(アトピー2~食生活編~へはここをクリック)
(アトピー3~腸内環境編~へはここをクリック)
今までご紹介してきたものは『体質改善』をテーマとしたものなので
効果が出てくるのはかなりゆっくりです。
でも、効果が出てくるまでじっとカユミを我慢....は辛いもの。
うちの娘ピョンちゃんも、発汗量の増える夏にむけてどんどん悪化して痒がりました。
はじめのうち、首の一部分と肘の内側だけだった湿疹は
首をぐるっと一周、背中にかけてもちらほら、肘の内側の広範囲にわたって....と広がりました。
あまり痒そうなので、一時的に病院から処方された
ステロイド剤(エクラー軟膏)を使ってはみたものの....。
塗った次の日、あっという間にきれいになりますが、やめるとこれまたすぐに悪化。
塗る前よりひどくなるので、使うのをやめました。
ステロイド以外で、カユミを和らげるものは何か無いか?と探したところ
1)保湿とチュビファースト
2)亜鉛華軟膏
3)雪の元
4)タイツコウ軟膏(神仙太乙膏)
を使い分ける事になりました。
1)の保湿とチュビファーストは過去記事でも書いています。
(過去記事へはこちらをクリック)
これは、肘の内側にとても効果がありました。
チュビファーストに守られているお陰で、掻き崩しが少ない。
保湿状態も保たれるので、皮膚の再生が早いのです。
ただ、首や背中には使えない.....。
チュビファーストには下着タイプというのもあって、
ハイネックの長袖シャツなのですが寒い時期ならこれもいいかも?と思いました。
チュビファースト衣類 ベスト 5歳から8歳用
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2)の亜鉛華軟膏ですが皮膚科でもらってきました。
ステロイド剤などを薄める時、基剤として使われるようですが
「亜鉛華軟膏だけ、欲しいです。」と言って処方してもらいました。
皮膚の再生を助けてくれますが、副作用がほとんど無い分効き目も穏やか。
痒くて痒くて.....という時や、浸出液がいっぱい出ている時には
物足りないかもしれません。
ピョンちゃんの場合、
他のものでカユミや浸出液をある程度よくしておいてから使っています。
3)の雪の元は、効能・効果として
『かゆみ・かぶれ・皮膚炎・じんましん・ただれ・しっしん・しもやけ・あせも・ひび』
と書いてあります。
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使ってみた感想は、亜鉛華軟膏よりかゆみを抑える効果有りでした。
塗ると湿疹の悪化はしませんが、どんどん良くなる、というのではない感じ。
ひどくかゆみがある時や、浸出液が多い時にはやはり物足りない感じでした。
4)のタイツコウ軟膏は生薬製剤で、本来の効能として書いてあるのは
『切り傷・むしさされ・とこずれ・やけど及びその他の肉芽形成(火傷)』です。
タイツコウ軟膏21g
(¥1890です)
これは、じゅくじゅくタイプのアトピーに効果があるようだと聞いて購入しました。
使ってみると、今まで試したものの中で一番効きました!
2~3回の使用で浸出液が止まり、うっすらと薄皮が張ってきました。
ただ、匂いは独特のものがあります。
子供達は「カレーの匂いだ!」と言っていますが、何だかスパイシーな匂いです。寝具にもこの匂いは付きます。
そして、生薬をごま油で抽出しているので外出前は使わない方が良いです。
日に焼けてしまいます。
使うのは就寝前がおススメです。
塗ってすぐは「かゆい!」と掻いていましたがちゃんと効きました。
我が家の使い方として、
一番ひどい時には『タイツコウ』を使い
薄皮がはってきたら『雪の元』に切り替え
かゆみがひいてきたら『亜鉛華軟膏』にして
赤みもひいてきたら『保湿』のみにする。
そして最後は『保湿もやめる』というパターンで乗り切りました。
いま、ピョンちゃんの肌はほとんど湿疹もなく、きれいになりつつあります。
一番ひどくじゅくじゅくしていたところは、まだ少し皮膚がつっぱったような跡が残っています。
若干鮫肌気味にざらついている部分もありますが、おおむね良好です。
ただ、不摂生をすると皮膚にもすぐ出ます。
ピョンちゃんの場合は甘いものを食べ過ぎた時にひどくなります。
汗の季節を乗り越えたので良くなってきたのかもしれませんが、
これからの乾燥の季節も気をつけてスキンケアし、
来年の夏、どんな風に変化するか?しっかり見守っていきたいです。
今までご紹介した方法は、あくまで我が家のやり方です。
全てのアトピーの方に『効きます!』と断言する事はできません。m(_ _ )m