2016年5月27日、当時のアメリカ大統領オバマ氏は確かに広島にいた。アメリカ大統領が核の廃絶を訴え、広島、長崎の惨禍が二度と起きない世界を願っていた。
あれから1年が過ぎ、今何が起きているか、我々日本人の心はどう変わったのか。私たちはどう騙されてきたのか、どう洗脳されてきたのか。政治、ニュース、メディア、ネットの情報は私たちに何を押し付けてきたか。
人間がやることは全て脳みそ一個が最終的に決めることだ。誰でもわかるダメな事をダメだと、脳みそ一個が思えばいいだけである。
首脳とはそういうことだ。難しく考える必要などないと思う。会社の経営をやっていて思う。当たり前のことを当たり前にやっていておかしくなる会社はない。それこそ本来当たり前だ。しかし、首脳である社長の心が乱れて、キリキリ舞いする中で無駄な思考が中心に移動してしまい、本質を見失うと、一気に会社の雰囲気が変わり、業績が悪化しだす。あるいは時限爆弾を仕掛けたように突然会社が爆発を起こす。
昨年のオバマ前アメリカ大統領の広島訪問から1年を過ぎ、今年の終戦記念日は北朝鮮のミサイルに備えてPAC3の配備を急いでいる。北朝鮮はミサイルを発射するのかしないのか。北朝鮮の脳みそ一個次第で戦争が起きる。
北朝鮮特有の言葉に、アメリカも同じレベルの言葉でやり返している。「人生は心の様相と寸分たがわぬ姿になる。」
国も同じくである。
指導者の心の様相の通りに世界はこれから変わっていくのだ。
今の指導者では戦争が起き、不要な原発が稼働し、不必要なテロ集団がテロを起こす。死ぬのは誰だ?
この世のあらゆる問題は首脳の思考の結果である。しかし、その首脳、指導者は誰が選ぶのか?
「利他の心」
京セラ稲盛名誉会長が繰り返し言い続ける言葉だ。ミサイルを発射する指導者に利他も愛もないだろう。
ともあれ、今日は終戦記念日である。