業界が元気がないのではない そこで働く人の問題だ | 株式会社ミラテック 代表取締役 瀧野賢治    仕事・経営・生き方

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大阪でJPという印刷業界の展示会が今日、明日と開催されている。

 

昨年まではインテックスで開催されていたが、ついに規模縮小で本町という場所のマイドーム大阪での開催となった。

 

私が小さい頃は父親に連れられてインテックスという大きな展示会場に見に行っていた展示会だ。しかし近年の印刷需要の減少に伴い、その規模が縮小され、展示会場の館が減少、縮小され、今年から小規模なコンベンションへと会場を移した。

 

自分勝手な思いかもしれないが、私自身は会社から近くなったので、どのような情報を仕入れようかと今朝から4時間の時間を空けて会場へ行ったのだ。

 

展示会ではいつも出展しているメーカーやディーラーのほかに、印刷会社の創意工夫された企画も出展されていたのだ。

 

全体的に元気がなかった。印刷関係者のこの元気の無さを「業界が元気がない」と言っているが、それはおかしいと思った。業界とは業界でしかなく、法人でしかない。業界の本質は人だ。業界で事業を営む人に元気がないから業界が元気がないだけなのだ。

 

これを平和ボケというのだろう。

 

業界であれ何であれ、大自然の仕組みで生きていることに変りはない。自分で変化し、自ら進んで変化に対応し、脱皮を繰り返す人間が営んでいる会社、その業界しか生き残らない。

 

何をしても食べていける社会だから、業界が元気がないなどという贅沢でしゃれたことが言えるのだと思う。

 

平和も「過ぎたるは及ばざるがごとし」平和の最中にたいした努力もせずに勝手に希望を失い、変化に対応する努力、脱皮の努力を怠りながら願わくば現状のままでいたいという我儘を通そうとテコでも動かない。これでは業界人の自殺ではないか。

 

あらゆる業界の未来はその垣根を越えてアグレッシブな人と共に再編成されると思う。

 

私はこの業界はそうなって然りだと思うし、そうなるべきだと思う。

 

勝ち組、負け組と一喜一憂するが、それぞれが陰陽を選択し、自ら結果を招いているだけだ。

 

未来はやはり自分次第だ。