Kazuyoです。

 

前回の漢方精油である「辛夷」について(こちらで★

漢方に興味があるって反応がありましたので…

今回も香氣については漢方精油をご紹介していきます。

 

 

 

さて、皆さんは漢方というとどんなイメージがうかびますか?

 

 

 

高い(←確かにびっくり)

 

くさくて、まずい(←良薬は口に苦しといいますし…)

 

へんな臭い(←う~ん汗

 

 

 

総じて漢方薬を思い浮かべて答える方が多いのです。

 

でも、漢方って健康哲学なんです。

だから漢方薬だけでなく、鍼灸やあん摩、気功や薬膳なども漢方の考えになるのです。

(この話は別の機会に書いてみます)

 

 

漢方アロマ精油は、生薬に使うものや中国原産の植物から抽出した精油です。

漢方薬は煎じて服用しますが、漢方アロマ精油は香りで身体の過不足や滞りを整えてくれますよ。

 

 

 

では、今回の漢方アロマ精油は

 

 

山蒼子(さんそうし)

 

【基本情報】

別名、チャイニーズペッパー、メイチャン

クスノキ科の果実から抽出された精油です。

 

原産地は中国や東南アジアで、

柑橘類ではないのですが、

香りはレモングラスよりも優しい香りですね。

私は好きな香りで、時々芳香浴に使用します。

 

 

薬理効果は

健脾燥湿(簡単に言うと、胃腸を整えるそうです)

血圧降下させる働き

 

また、皮脂バランスを整えるので、

スキンケアにもよいそうです。

 

禁忌は緑内障の方、乳幼児には使用しない。

 

 

 

 

香氣としてのメッセージは

 

思考のバランスをとる

 

 

悩みや心配で心が支配されていると、思考は停止します。

思考は脳を動かすことだと思っていませんか。

本当は胃腸に影響を与えるものです。

ストレスが過ぎて胃腸の調子が…なんてありませんか?

 

山蒼子の香りはその思考をバランスよく整える。

そんな香りのメッセージです。

 

 

 

 

山蒼子はそのさわやかな風味とわずかな辛味から四川料理とかに使われています。

酸辣湯の風味を増したり、肉や魚の臭みをとったりする

ムージャンユ(木姜油)という調味料に使われているそうです。

 

また最近ではメイチャン(May chang)とかリツェアクベバ(Litsea cubeba)

の精油名でも販売されていますね。

 

香りのブレンドはハーブ系(クラリセージやローレル)や

カモミールローマンなどと相性がよいです。

私は芳香浴に利用することが多く、

おすすめのブレンドがご紹介できなく申し訳ないです。

 

 

それから、

漢方アロマ精油では山蒼子(さんそうし)ですが、

もし同じように西洋アロマ精油で探すとしたら

学名「Litsea cubeba」で探してみてくださいね。

 

 

 

精油の取り扱いに注意してお試しください。

こちら→

 

 

今回は春先のさわやかな季節に合いそうな山蒼子(さんそうし)のご紹介でした。

ご精読ありがとうございました。