ゴールデンウィーク後半戦2日目。 


 新国立劇場へ。 


日時︰5月4日(土)13時開演 

会場︰新国立劇場オペラパレス


新国立劇場バレエ団
『ラ・バヤデール』 


指揮︰アレクセイ・バクラン 

演奏︰東京フィルハーモニー交響楽団 

コンマス︰三浦章宏 


主な配役 

ニキヤ(舞姫)︰米沢唯 

ソロル(騎士)︰渡邊峻郁 

ガムザッティ(ラジャーの娘)︰木村優里 

ハイ・ブラーミン(大僧正)︰中島駿野 

ラジャー(王)︰中谷正博 


中世のインドを舞台にした悲しい恋の物語です。 


 寺院に仕える舞姫ニキヤは王に仕える騎士ソロルと恋仲。

 一方、ニキヤに思いを寄せる寺院の大僧正ハイ・ブラーミンはなんとか彼女を手に入れようと機会を伺っている。 

王ラジャーの娘ガムザッティはソロルとの結婚を望み、ラジャーはこれを認め、王に仕える身ゆえソロルはその命令を断れず結婚を承諾する。 

大僧正ハイ・ブラーミンは王ラジャーに、ソロルがニキヤと恋仲であることを密告。ラジャーは激怒しニキヤを殺すと宣言。 

この話を盗み聞きしていたガムザッティはニキヤを呼び出し、ソロルと結婚するのは王の娘の私だと伝え諦めるよう迫る。

ニキヤは動揺するが諦めきれず小競り合いとなりナイフでガムザッティを切りつけようとし取り押さえられる。 

やがて宮殿では婚約披露宴が始まる。寺院の舞姫たちもお祝いの舞を披露する。

ニキヤにはソロルからだと花束が贈られるが、中に隠れていた毒蛇に噛まれてしまう。 

苦しむニキヤを前にソロルは手を出せない。大僧正ハイ・ブラーミンは自分の愛を受け入れるなら解毒剤を与えると伝えるが、ニキヤはそれを拒み絶望の中息絶える。 

ソロルは悲嘆に暮れ、水タバコに手を出し朦朧とした夢の中でニキヤを求めるが見失う。 

寺院ではソロルとガムザッティの婚礼が執り行われ、二人が手を取り寺院に入ろうとしたとき、神の怒りにふれ寺院が崩壊。ソロルは重い傷を負う。

その時遠くにニキヤを見つけ、彼女に招かれながらソロルは息絶える。 

 

なんとも悲しい物語です。 


ニキヤを演じる唯さんの物悲しい表情がたまりません。 










初見の作品ですが、見どころが多く、見応え満点でした。