先週の日曜日。

東フィルの定期演奏会へ。

日時:1月28日(日)14時開演
会場:Bunkamuraオーチャードホール

指揮:ミハエル・プレトニョフ
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
ソリスト:マルティン・ガルシア・ガルシア
コンマス:依田正宣

楽曲
シベリウス  組曲『カレリア』
    1.間奏曲
    2.バラード
    3.行進曲風に
グリーグ  ピアノ協奏曲
~ソリストアンコール~
グリーグ  抒情小曲集  第8番
    トロルドハウゲンの婚礼の日

シベリウス  交響曲第2番


2024年シーズンの幕開けとなる定期演奏会。
今回は特別客演指揮者のマエストロ プレトニョフによるオール北欧プログラム。
北欧とロシアは国や文化は異なりますが、どちらも美しい自然と厳しい環境は同じ。

ということで、ロシア出身のマエストロが届けるフィンランドのシベリウスとノルウェーのグリーグという大作曲家の作品。


マエストロ プレトニョフの指揮ということで、東フィルも対向配置で並んでます。


まずは、シベリウスのカレリア。
ホルンの音色が魅力的な間奏曲。
弦楽器のアンサンブルが美しいバラード。
そして金管とパーカッションが勇壮な行進曲風に。
この管弦楽曲はもう少し聴き込んでみたいですね。


続いて、ピアノソリストにスペインの新進気鋭マルティン・ガルシア・ガルシアを招いてのグリーグのピアノ協奏曲。
彼は反田恭平さんが第2位を受賞した前回のショパンコンクールで第3位だった実力者です。
冒頭のピアノソロから気迫溢れる重厚な響きで引きずりこまれました。もちろん優しく甘美なところも、ぶれることなく素晴らしいピアノを聴かせてくれました!
圧巻でした!
アンコールも良かった。
今後の活躍が楽しみですね。
因みに使用していたピアノはFAZIOLI(ファツィオリ)製でした。
初めて目にしました。


ラストはシベリウスの交響曲第2番。
有名ですし好きな曲ですがあまり聴く機会が少ないように思います。
そんな楽曲をマエストロは緻密に構成し、東フィルをぐいぐい引っ張って、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
鳴り止まない拍手がその成功を物語っていたと思います。
マエストロも満足そうに何度もカーテンコールに登場。最後は会釈をして、コンマスの依田さんを連れて腕を組んで退場されました。


良い演奏会でした♪😀