ヒロ達は30分ぐらい車を走らせた所のイ◯ンモールに到着。
到着するやカンナは
「ヒロ、なんなんですかこの大きな建物は?」とはしゃぐカンナを尻目に、かなり疲れ切ったヒロ。
車を運転しながらあれやこれを説明していた為、いつもの十倍ぐらい疲れたみたいだった。
「はぁ~っ、疲れた。おーい、カンナ!先に行くなよぉ~」
「ヒロ、早く早く。ヒロ、早く」
「待てって、カンナ」
「カンナ、まずは服を見に行くぞ、服」
「わかったわ、ヒロ」
と言ったがカンナは周りの物が珍しいのかスタスタと先に行ってしまう。
「待てって、カンナ」
ようやくヒロ達は女性専門の服売り場に来た。
「はぁ、はぁ、はぁ。たっ、たく、あっち行ったりこっち行ったりするなよ。おかげでここに来るまでに1時間ぐらい掛かったぞ」
「ごめなさい。ヒロ。あっ、この服可愛い」
「フゥゥ、やれやれだな。まったく」
ヒロはニコリとして言った。
「いらっしゃいませ」と女性店員さんが近寄って来て。
「何かお探しでしょうか?」と定番のセリフをヒロ達に言ってきた。
「あ、あのう彼女に会う服を買いに来たんですが……」
「そうですか。ではこちらへ」とヒロとカンナ試着室の方へと案内された。
店員さんが5着ほど服をコーディネートしてくれて、カンナが試着室で来てヒロに見せた。
「これなんかどうかな。これにあってる?」
カンナはヒロに聞く。
さしずめ、カンナによるヒロだけの小さなファッションショーの様に。
結局ヒロは5着全てを買うことにした。
その内の一着をカンナは着ている。
上下白のブラウスに膝まであるフリルのスカート。
まるで「純白の妖精の様だな」とヒロ。
「なんですかヒロ。そんなにジロジロと」
「あっ、う、うん。いいなと思って」
「ヒロ、なんですか?まさかわたしに惚れ直しましたか?そうでしょうね、このわたしですからね」
カンナが自信満々にヒロに言う。
こいつ一言よけいだよな、とヒロは思った。
「うん、似合ってるよ。やはり孫にも衣装だな」と言った次の瞬間カンナの腕がヒロの首を絞めつける。
ヒロはギブアップ、カンナの腕を叩いた。
先ほど店員さんが冷ややかな目でこちらをみていた。
