始めに
今回は、お金を増やす金融資産運用7つの知識
のうち
項目
1 経済指標と金利の知識
2 利息の計算方法の知識
3 各種商品の知識
4 運用方法の知識
5 税金の知識
6 セーフティネットの知識
7 関連法規の知識
「3 各種商品の知識」
(1) 預貯金等
(2) 投資信託等
(3) 債券投資
(4) 株式投資
(5) 外貨建商品
(6) 保険商品
(7) 金融派生商品
(8) 金融類似商品等
のうち、
(5) 外貨建商品
項目
項 目
イ 外貨預金の種類
ロ 外貨預金の実質利回り
ハ 外貨建MMF
ニ 外貨建投資信託
ホ 為替レート
ヘ 外国株式投資
ト 外貨建商品のメリットとリスク
の
イ 外貨預金の種類
からご説明いたします。
イ 外貨預金の種類
イ 外貨預金の種類
外貨預金の種類について以下ご説明いたします。
外貨普通預金とは、
預け入れ期間などの制限がなく、
預け入れや引き出しが自由な預金のことをいいます。
外貨定期預金とは、
1か月、3か月、1年というように期間を定めておく「期間指定」 と
所定の期間内で自由に満期日を指定できる「満期日指定」の2種類があります。
固定金利で、原則として中途解約はできません。
外貨貯蓄預金とは、
残高に応じた金利が設定されます。
普通預金口座から毎月一定金額をこの預金に積立するサービスもあります。
ロ 外貨預金の実質利回り
ロ 外貨預金の実質利回り
外貨預金の実質利回りを算出計算式は、
((円建て受取金額-円建て預入金額)÷円建て預入額)×100
で表されます。
円建て預入金額は、外貨建ての預入額金にTTSを乗じます。
円建て受取金額は、外貨建ての受取金額にTTBを乗じます
ハ 外貨建MMF
ハ 外貨建MMF
外貨建てMMFは、満期がなく自由に買い付け、解約が可能です。
米ドル建、ユーロ建、豪ドル建等があります。
高格付けの公社債、譲渡性預金等で運用されます。
分配金は毎日計算し、原則、毎月末に再投資されます。
なお、受け渡しは翌取引日です。
ニ 外貨建投資信託
ニ 外貨建投資信託
外貨建投資信託は、
外貨で取引されている投資信託で、
基準価額や分配金などが外貨で表示されます。
外国債券や外国株式などに投資されます。
前記ハの外貨建MMFは、この外貨建投資信託の一種です。
ホ 為替レート
ホ 為替レート
為替レートには次の三種類があります。
TTSとは、
対顧客電信売相場ともいい、円を外貨に換えるときのレートのことです。
TTMとは、
仲値ともいい、基準となるレートのことです。
TTBとは、
対顧客電信買相場ともいい、外貨を円に換えるときのレートのことです。
TTSとTTBの間には開きがありこの開きが金融機関の手数料となります。
為替手数料は通貨の種類や金融機関により異なります。
ヘ 外国株式投資
ヘ 外国株式投資
外国株式投資する場合には、
証券会社に外国証券取引口座を開設する必要があります。
取引する市場の種類としては、
証券会社の取次ぎによって外国市場で取引する。
国内証券取引所に上場されている外国株式を取引する。
証券会社が保有する外国株式を証券会社の店頭で取引する。
があります。
証券会社によっては、
経済発展中の新興国の企業の株式に投資することも可能です。
ト 外貨建商品のメリットとリスク
ト 外貨建商品のメリットとリスク
外貨建商品のメリットは以下が挙げられます。
為替が円安になると円での価値が上がります。
外貨預金であれば、金利が高く、毎月複利の預金等にも預金可能です。
外国株式であれば、新興国の企業、配当性向の高い企業等に投資可能です。
外貨建商品のデメリットは以下が挙げられます。
為替が円高になると円での価値が下がります。
外国の政治経済情勢などのカントリーリスクがあります。
外貨預金は預金保険制度の対象外です。
地理的要因や言語の要因から情報が不足する恐れがあります。
今回のご説明は以上となります。
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