現在自分が住んでいるところは、30年前に購入した低層のマンションで、面積は100平方メートルを超える4LDの間取りである。1990年のバブル崩壊後に購入したマンションであるため、家の作りや共有スペースは大きく、建設材がしっかりしており、とても住みやすく、ゆとりのある住宅である。ただ、窓が広く、窓数も多く、冬は寒いのが難点。マンションの立地は、大きな都市公園の中にあり、緑豊かな木々や噴水、小学校高学年まで遊べる子供用遊技施設、屋外ステージなどがあり、家族用住居として最高だった。


このニュータウンの街は、他のニュータウン同様に住人の高齢化や若者の流出により、空き家の住居が増えてきた。近くのスーパーのお客の構成は殆どが、自分より年齢が上の高齢者だ。


不動産業をしていた弟からは、多くの高齢者で構成されたニュータウンの住居は資産価値の下落が激しく、いつも売却を勧められる。


この1カ月間住んだ感想は、名古屋市内に出るのに1時間弱の時間を有するが、住居空間の広さとゆとり、隣接する整備された都市公園、図書館や二つの総合病院の存在、税金の安さ、介護認定を受けた時の施設やそのサービスの充実等を考えると悪い場所ではない。


むしろ、こんな素晴らしい場所に住めること自体が、自分は幸せと思ってしまう。ほぼ同じ税金を払って、都会で窮屈な思いで仕事に励んでいる人達に申し訳ないと感じる。


こんなことを考えながら、愛知県での生活を楽しんでいる。