南場智子(著)「不格好経営―チームDeNAの挑戦」を読了。
本書の回想の中から、南場さんの人間的魅力が伝わってくるのはもちろんですが、実経験でもがいた経営者の生の姿は、ビジネス書としても十分に魅力を感じました。良い意味で想定外。
思わず涙腺が緩みそうになる場面が、いくつも描かれています。が、ここでは、その内容は本書を読んでいただくとして、共感したことを記しておきます。
<心意気>
・DeNAを世界のてっぺんに押し上げたい。
・日本発のチームとしててっぺんに挑戦。この挑戦には世界中の人材が必要。閉じられた日の丸では成功しない。
・狙ってもなかなか達成できないような難しいことが、狙わずにできないはずがない。
・経営課題の前に階層なし。
・選択に正しいも誤りもなく、選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけ。
<ビジネスの展開>
・試行錯誤を続け、何度か事業の基軸をずらしつつ、成長を模索。失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉として強さに結びつけていった。
・とんでもない苦境ほど、素晴らしい立ち直り方を魅せる恰好のステージ。必ず大きなプラスアルファの拾い物をしようと考える。
・ノウハウが確立していない時代に、ユーザと徹底的に対話することでサービス業の本質を手探りでつかんだ。
・時代の波をとらえ、タイミングに合ったものを一番使いやすい形でです。これを実現してNo.1になった者だけが、拡大の良循環を手にする。
・特化したサービスを展開することの重要性。・逸失利益は大きいが、機動力やユーザ基盤など、本質的なものを失わない。
・ユーザーの反応に応じた施策をタイムリーに打って盛り上げ続ける運用ノウハウ。
・オープン化により、自社単独のサービスから、ほかの企業も事業を展開できるプラットフォームへと、その性質を大きく拡大。
<経営者の本質>
・経営者は、調整ではなく決めるのが仕事。最後は自分の腹に聞くこと。
・利益は世に中にどれだけの価値を生み出したかの通信簿。赤字は資源を食い潰している状態。
・市場に対してはできる限りの情報提供を行い、課題にどう対処しているかを理解いただくことで、短期の行政の良し悪しよりも経営の確からしさへの信頼を得る。
・事業者は、問題を起こさないようにびくびくするよりも、新しい問題にアンテナを張り巡らし、積極的にユーザーや社会、行政と対話しつつ柔軟に対処し続ける姿勢と能力が重要。
・意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続討議」にしないことが極めて重要。事前に、意思決定にはどのような情報がポイントとなるか、大まかに擦り合せておくことも必要。
・物事を提案する立場から決める立場への転換に苦労。
・不完全な情報に基づく迅速な意思決定が、充実した情報に基づくゆっくりとした意思決定に数段勝る。本当に重要な情報は、当事者となって初めて手に入る。
・勝敗を決めるのはユーザーの審判以外の何ものでもない。優れた意思決定と高い実行力が試される。
<組織論>
・互いに切磋琢磨し、ときに激しく競争しても、チームのゴールを達成したときの喜びが全員に共有され、力強い高揚感でシンプルにドライブされていく組織。
・人材がどんどん生まれ、引き寄せられ、埋もれずにステージに乗っかって輝いていく組織。それが成長するだけでなく、本質的な強さを手に入れる。
・意思決定のプロセスを全員にシェアしてしまうと、決定の迷いを見せることがチームの突破力を極端に弱めることがある。チームには、これしかない、いける、という信念を前面に出した方がよい。
元気の出る一冊でした。

- 不格好経営―チームDeNAの挑戦/日本経済新聞出版社

- ¥1,680
- Amazon.co.jp
本書の回想の中から、南場さんの人間的魅力が伝わってくるのはもちろんですが、実経験でもがいた経営者の生の姿は、ビジネス書としても十分に魅力を感じました。良い意味で想定外。
思わず涙腺が緩みそうになる場面が、いくつも描かれています。が、ここでは、その内容は本書を読んでいただくとして、共感したことを記しておきます。
<心意気>

・DeNAを世界のてっぺんに押し上げたい。
・日本発のチームとしててっぺんに挑戦。この挑戦には世界中の人材が必要。閉じられた日の丸では成功しない。
・狙ってもなかなか達成できないような難しいことが、狙わずにできないはずがない。
・経営課題の前に階層なし。
・選択に正しいも誤りもなく、選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけ。
<ビジネスの展開>

・試行錯誤を続け、何度か事業の基軸をずらしつつ、成長を模索。失敗の連続を、ひとつひとつ血や肉として強さに結びつけていった。
・とんでもない苦境ほど、素晴らしい立ち直り方を魅せる恰好のステージ。必ず大きなプラスアルファの拾い物をしようと考える。
・ノウハウが確立していない時代に、ユーザと徹底的に対話することでサービス業の本質を手探りでつかんだ。
・時代の波をとらえ、タイミングに合ったものを一番使いやすい形でです。これを実現してNo.1になった者だけが、拡大の良循環を手にする。
・特化したサービスを展開することの重要性。・逸失利益は大きいが、機動力やユーザ基盤など、本質的なものを失わない。
・ユーザーの反応に応じた施策をタイムリーに打って盛り上げ続ける運用ノウハウ。
・オープン化により、自社単独のサービスから、ほかの企業も事業を展開できるプラットフォームへと、その性質を大きく拡大。
<経営者の本質>

・経営者は、調整ではなく決めるのが仕事。最後は自分の腹に聞くこと。
・利益は世に中にどれだけの価値を生み出したかの通信簿。赤字は資源を食い潰している状態。
・市場に対してはできる限りの情報提供を行い、課題にどう対処しているかを理解いただくことで、短期の行政の良し悪しよりも経営の確からしさへの信頼を得る。
・事業者は、問題を起こさないようにびくびくするよりも、新しい問題にアンテナを張り巡らし、積極的にユーザーや社会、行政と対話しつつ柔軟に対処し続ける姿勢と能力が重要。
・意思決定については、緊急でない事案も含め、「継続討議」にしないことが極めて重要。事前に、意思決定にはどのような情報がポイントとなるか、大まかに擦り合せておくことも必要。
・物事を提案する立場から決める立場への転換に苦労。
・不完全な情報に基づく迅速な意思決定が、充実した情報に基づくゆっくりとした意思決定に数段勝る。本当に重要な情報は、当事者となって初めて手に入る。
・勝敗を決めるのはユーザーの審判以外の何ものでもない。優れた意思決定と高い実行力が試される。
<組織論>

・互いに切磋琢磨し、ときに激しく競争しても、チームのゴールを達成したときの喜びが全員に共有され、力強い高揚感でシンプルにドライブされていく組織。
・人材がどんどん生まれ、引き寄せられ、埋もれずにステージに乗っかって輝いていく組織。それが成長するだけでなく、本質的な強さを手に入れる。
・意思決定のプロセスを全員にシェアしてしまうと、決定の迷いを見せることがチームの突破力を極端に弱めることがある。チームには、これしかない、いける、という信念を前面に出した方がよい。
元気の出る一冊でした。










本当は、もうちょっと積読本を消化したいんですけどね。サイド机には、ビジネス書が約25冊、小説が約20冊溜まっています。なるべく、軽めのものから消化して、冊数を少しでも削減しないと、来年度のこの時期には、100冊くらいになりかねないなぁ..。