2-2. 2次筆記試験 

2年目以降は、2次試験中心に学習を行いました。2年目から4年目まで、各年度に強化するテーマを持って取り組みました。2次試験は、「設問の解釈」→「本文の(文脈を)読む」→「解答を考える」→「規定の文字数で編集して書く」という作業と、「それをコントロールするプロセス」から成りたっています。そのどこに自分の弱点があるのかを自己診断して改善することの繰り返しでした(H27の事例Ⅲで出題されたTOC理論のごとく、やっかいなことに、ボトルネック工程は移動します!)。

2年目は、2次試験の作法を知ることと、80分をどう使うかの手順をある程度確立することがテーマでした。また、事例を解くにあたり、課題解決を強く意識することを心がけました。合わせて、JNet21の企業事例の要約練習等により、書く(解答要素を編集する)スキルの向上を中心にトレーニングを行いました。また、1年目の1次試験の学習方法から離れ、2次試験は「復習」こそが重要との認識のもと、予備校の演習に対して、解説のチェックだけでなく、自分の解答とのギャップ分析(解答の方向性・要素漏れ・マスデザイン)に力を入れました。また、交換した勉強会メンバの答案の解答を採点し自分だけが取れていない観点を弱点として意識するようにしました。

3年目は、事例Ⅳ対策が最大のテーマでした。H24は経営分析で収益性だけを問われたり予測P/Lを作成したりと前年度までと違う出題形式にパニック状態、 H25は経営分析でP/LがなくB/Sだけで安全性だけの分析だったり、200%定率法が問われたりと、変化球が続いており、基礎ができていないために反応できなかった反省を踏まえ、放送大学のファイナンス入門やイケカコノートを教材として追加するとともに、過去の予備校の事例Ⅳの演習問題を引っ張り出してP/L, B/Sだけを電車の中で眺めて経営状況を把握する訓練も行いました。もうひとつのテーマは、過去問の徹底的なやり込みです。H14~H25までの問題を解き、自分の解答と予備校の模範解答とのギャップの確認、事例の写経・要約による事例の作られ方の研究等を行いました。3年目は、演習や模試も上位の成績をキープしていましたので、それなりに自信を持って臨みましたが、残念な結果に終わりました。本番の恐ろしさを改めて知った年でもありました。

4年目は、3年目にやりきっていた感もあり、学習を始めるにあたり強化ポイントのテーマをどう設定するか悩みましたが、2次試験対策の基盤はできていると考えたため、他の予備校で提唱している考え方や教材も取り入れ、自分の弱点と思われる部分を潰していくことにしました。予備校の講座については後述しますが、ひとつは国が中小企業に対して期待し行っている政策を理解すること、もうひとつは、事例を文脈として読むことで出題者が一番言いたいテーマは何かを適切に捉えることです。そのふたつを解答作成時の羅針盤として持つことで、出題者の準備した解答から大きく逸れることはないという仮説に共感したからです。また、スキル面で更に強化を図ったのは、80分を有効に使うためにどの問題から解答するかの見極め力を磨くこと、より採点者が読みやすい解答の書き方をすることの2点です。さらに、本番と同じ試験環境をできるだけ多く体験し疲れ具合も含めて身体で感覚を覚えるために、各予備校の模試等を活用し、少なくとも1回/月は本番と同じ時間で4事例を連続して解く時間を作りました。

(続く) 
