海老原嗣生著「もっと本気で、グローバル経営 ―海外進出の正しいステップ」を読みました。
もっと本気で、グローバル経営 ―海外進出の正しいステップ/海老原嗣生

¥1,890
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企業のグローバル経営が叫ばれるようになって久しいですが、つまるところ、人口の少子化による国内市場の縮小と、円高による製造原価低減のための海外進出への対抗策の結果ということでしょう。
本書では、企業がグローバル化する上で、その段階毎にどのような行動をとるべきかについて教えてくれます。自分は、自事業部のグローバル化の参考にならないかと思い手にとりました。目的と完全には合致しませんでしたが、いくつかの示唆もありました。
・海外に進出する場合、企業独自の良さ(コア・コンピタンス)を喪失しないことが大事。たとえば、トヨタ欧州はヨーロッバにあるが、そこで働く人々は、ドイツ人でもなければフランス人でもなく、トヨタ人である。にhンで成功したトヨタ型の強さを、世界でも再現している。
・海外進出をする場合、ステージ0~ステージ4までの段階があり、それぞれの段階で現地人材と採用手法、および、解決すべきポイントは異なる。たとえば、人材難という現象も、ステージによって全く別の課題である。これをごっちゃにすると解決の糸口が見えなくなってしまう。
・昨今、「日本企業独自の慣習を抜本的に改め、世界に受け入れられる企業経営へと変革すべし」という論調がまかり通っているが、「世界に合わせる」のではなく「日本らしさの経営を世界に拡げる」という意識が必要である。
・ステージ4のグローバル化企業の採用・日本人社員のグローバル化・グローバル企業のガバナンスについて「トヨタ自動車」「パナソニック」「伊藤忠商事」へのインタビュー、グローバル採用について「新日鉄ソリューションズ」「ローソン」へのインタビュー、外資系企業のグローバル化(日本法人)について「日本マイクロソフト」「P&Gジャパン」へのインタビューが掲載されているが、それぞれの企業のリアルな取り組みがわかって興味深い。
・グローバル化の形態としては、「マルチナショナル」「グローバル」「インターナショナル」「トランスナショナル」の4形態がある。どの形態をとるかは、市場規模×顧客との関わり(製品・サービスの手離れの良さ)によって、戦略的に考えるべきである。
・世界に通用する日本人の基本とは、「マネジメント能力」「リーダーシップ」「行動の柔軟性」「異文化リテラシー」。これらを身につけるには、海外勤務年数が重要である。
国内市場が縮小していくことは、避けられない事態であり、企業が成長し続けようとするならば、グローバル化は必至の状況でしょう。その状況の中、グローバル化することは日本型の経営の良さを捨てることではなく、日本企業の強みを世界に拡げようとすることが重要であることに気が付かされました。
もっと本気で、グローバル経営 ―海外進出の正しいステップ/海老原嗣生

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企業のグローバル経営が叫ばれるようになって久しいですが、つまるところ、人口の少子化による国内市場の縮小と、円高による製造原価低減のための海外進出への対抗策の結果ということでしょう。
本書では、企業がグローバル化する上で、その段階毎にどのような行動をとるべきかについて教えてくれます。自分は、自事業部のグローバル化の参考にならないかと思い手にとりました。目的と完全には合致しませんでしたが、いくつかの示唆もありました。
・海外に進出する場合、企業独自の良さ(コア・コンピタンス)を喪失しないことが大事。たとえば、トヨタ欧州はヨーロッバにあるが、そこで働く人々は、ドイツ人でもなければフランス人でもなく、トヨタ人である。にhンで成功したトヨタ型の強さを、世界でも再現している。
・海外進出をする場合、ステージ0~ステージ4までの段階があり、それぞれの段階で現地人材と採用手法、および、解決すべきポイントは異なる。たとえば、人材難という現象も、ステージによって全く別の課題である。これをごっちゃにすると解決の糸口が見えなくなってしまう。
・昨今、「日本企業独自の慣習を抜本的に改め、世界に受け入れられる企業経営へと変革すべし」という論調がまかり通っているが、「世界に合わせる」のではなく「日本らしさの経営を世界に拡げる」という意識が必要である。
・ステージ4のグローバル化企業の採用・日本人社員のグローバル化・グローバル企業のガバナンスについて「トヨタ自動車」「パナソニック」「伊藤忠商事」へのインタビュー、グローバル採用について「新日鉄ソリューションズ」「ローソン」へのインタビュー、外資系企業のグローバル化(日本法人)について「日本マイクロソフト」「P&Gジャパン」へのインタビューが掲載されているが、それぞれの企業のリアルな取り組みがわかって興味深い。
・グローバル化の形態としては、「マルチナショナル」「グローバル」「インターナショナル」「トランスナショナル」の4形態がある。どの形態をとるかは、市場規模×顧客との関わり(製品・サービスの手離れの良さ)によって、戦略的に考えるべきである。
・世界に通用する日本人の基本とは、「マネジメント能力」「リーダーシップ」「行動の柔軟性」「異文化リテラシー」。これらを身につけるには、海外勤務年数が重要である。
国内市場が縮小していくことは、避けられない事態であり、企業が成長し続けようとするならば、グローバル化は必至の状況でしょう。その状況の中、グローバル化することは日本型の経営の良さを捨てることではなく、日本企業の強みを世界に拡げようとすることが重要であることに気が付かされました。