雑誌などでは最近、シンママという略称まであるけれど。
離婚が美談みたいです。
離婚する方がいい家族もいることは事実だと思います。が、離婚してチャラになるわけではない。
どんな人間も父親の代わりにはなれないのです。
母親が父親を兼ねることも無理がある。
芸能人は財力があるから目先の負担は軽くできますが、一般家庭では無理なのです。
シングルマザーの家庭は壮絶であることを忘れさせてくれる雑誌やテレビの情報は、私たちの思考を簡単にポジティブなものに変えてくれるから困ります。希望にも罪悪にもなるでしょう。
私も夫も父性の損失や、母性の不在で苦労したことを埋められず生きている人間の1人です。
母親や父親のどちらかまたは両方欠落した家庭環境で育った子どもは、子どもながらに必ず母親の重荷を軽くしようと奮闘します。どこかで父性を肩代わりしようとする。
父親不在の家庭では、母親の影響は良くも悪くも大きいのです。
母親にとっても、子どもの存在が何かの代わりなので、始末が悪い。
子どもはずっと覚えています。
親の姿、親がいないときどう過ごしてきたか。
親は大人だから行く場所がたくさんあって簡単に忘れてしまうのです。