[BHPV],p.334 に,
markedK3曲面の,non-Hausdorffなbase space を持つ解析族の例がある.
Atiyah (1958) の例:
4次曲面の族
x^2(x^2 - 2) + y^2(y^2 - 2) + z^2(z^2 - 2) = 2t^2, (t ∈ C, |t|<ε)
を考える.
σ-processで特異点を解消する.
得られた族(K3曲面の族)に対して,2種類のmarkingを考える.
その2つのmarked familiesからモジュライ空間Mへのmorphimsを考えると,
Cの原点では異なる値を取り,0<|t|<εでは一致している.
したがって,その異なる値を分離するような,Mの中の互いに交わらない開集合がとれないことになる.したがって,Mはnon-Hausdorffでなければならない.
・・・・という論法.
(2009年6月10日修正)