物語は、ヒトミとモトへと戻る・・・。
ヒトミとモトはあてもなく、強力な武器を探しながら・・・
このゾンビが徘徊する闇の中を歩いていた。
弾数が限られた、銃を持ち・・・
いつまた、現れるか分からない大きい得体の知れない者に警戒しながら・・・。
そんな中、ヒトミとモトはある物に気が付いた。
モト「ん?なんだ?。」
ヒトミ「こんな所に壁?。」
モト「こんなの前からあったけ?。」
ヒトミ「ううん、ないはず・・・。」
モト「だよなー、こんなのあったら先に進めないしなー。」
それは、かなり高い頑丈にできた、鉄の壁・・・。
これこそが・・・
特殊部隊が用意した最後の砦・・・。
この鉄の壁の向こうには大勢の一般市民が避難をしている。
ゾンビの侵入を防ぎ・・・。
的確に安全に町から出すために多くの犠牲を出しながらも作り上げた・・・
バリケード・・・。
・・・・・・・・・・。
ヒトミとモトは壁伝いに歩き・・・。
そして、特殊部隊が鉄の壁の上から、下に群がる無数のゾンビに向かって。
銃器類を乱射しているのを見つけた。
次々に撃たれ倒れていくゾンビ・・・。
だが、次から、次へと押し寄せるゾンビの大群・・・。
手榴弾を投げ、木端微塵に吹き飛ばし・・・。
必死に守っていた。
その中には、エリカとクリスをよく知り、クリスの新人時代の相棒でありライバルでもあった。
ある男もいた。
その男の名はカインと言い・・・。
実力はクリスとほぼ互角でありよく競い合ったほどの実力の持ち主・・・。
だが、クリスがウェインに引き抜かれ、別部隊になったのをきっかけに、カインは
あの屋敷の事件では出動しなかった。
なぜ、ウェインがカインでなく、クリスを選らんのだか・・・。
それは、クリスが努力を惜しまない、血の滲むような激しいトレーニングをし、
鍛え上げ、訓練をし腕を常に磨いていたからだった。
カインもまた、クリスと同じように鍛え上げていたが・・・。
クリスの方がカインより一歩先に進んで行く・・・。
追いついたと思ったら突き放すと言う具合に・・・。
それを見ていたウェインはクリスを選択し引き抜いたのだった。
・・・・・・・。
カイン「ちくしょー、なんて数だ!まったく!切りがないぜ!。」
カイン「しかし、クリスの奴一体どこに消えちまったんだ!。」
カインはクリスが死んだとは微塵も思っていなかった。
いや、死んだと思いたくなかった・・・。
自分のライバルであり、クリスの実力を誰よりも知っているからこそ・・・。
きっと、クリスはあの屋敷周辺の爆破から生還をし、今もどこかで生きていると・・・。
カインの思いは、外れてはいないが・・・。
カインとクリスが再会する事は叶わない夢となる事になる・・・。
カインがゾンビに向かいサブマシンガンを乱射している時・・・。
カインは遠くに見えるヒトミとモトに気が付いた。
カイン「おい!生存者がいるぞ!。」
カインは小型の耳かけ型無線機で仲間に知らせた。
カイン「どうする・・・。」
カインは必死に考えながら救出する事に決めたのだった。
カイン「生存者の救出を行う。」
無線で無茶だ!と言われたがカインはサブマシンガンを持ったまま、攻撃をやめ。
車に乗り込み・・・。
仲間にこう告げた。
カイン「扉の前のゾンビ共を倒してくれ!。」
カイン「少しの間でいい、その間に向こうに向かう!。」
必死に訴え・・・。
他の隊員達は了承した・・・。
だが、ゾンビ共を食い止める事はほんわずかまでしかできない・・・。
大勢いるゾンビ相手に扉の開け閉めはそうそうにはできない・・・。
ゾンビ共を蹴散らし、わずかに減った時にできる隙で出て行き・・・。
再び、隙が出来た時に戻ると言う。
失敗すれば、開ける事も出来なければ・・・、鉄の扉の向こうにいる人達の身の危険にさらされる可能性のある行動・・・。
だが、カインは決行する事を決め、仲間がゾンビ共を蹴散らした、ほんのわずかの間に・・・
車を猛スピードで走らせ出て行き・・・。
群がるゾンビ共をはね飛ばし、ヒトミとモトの方へと向かったのだった・・・。
カイン「今助けに行くぞ!待っていろ!。」
それを知らない、ヒトミとモトは、遠くから来る車と無数のゾンビに気付き・・・。
何が起こっているのかと思っていた。
ヒトミ「一体、あの車は何?。」
ヒトミ「何が起こってるの?。」
モト「変なバケモノとか出るんだ・・・何があってもおかしくはない・・・。」
ヒトミとモトは銃を構え、車とゆっくり近づくゾンビに警戒した・・・。
・・・・・・・・・・。
ここから、カインによるヒトミとモトの救出劇が始まろうとしていた。
だが、あの大きい得体の知れない者もまた、闇の中で静かに動き出していた。
ヒトミとモトは無事に、カインの手により救出されるのか・・・。
そして、大きい得体の知れない者は・・・再びどこで姿を現すのか・・・。
カイン自身もまだ知らない・・・自分の身に迫る危機・・・。
物語は、ヒトミ、モト、カインの3人よって回り出す・・・。
続く
シン