小学生の男の子、理生くんの九歳までのおしゃべりをお母さんが書きとった本です✨
私の好きな本です。もう10回以上読んでると思います✨
理生くんは、ちょっぴり個性的な心臓と肺をもって、この世に生まれました。これまで、入院は30回以上、のべ二年ちかくになります✨
そんな理生くんの『心のお話』を少しずつご紹介していきたいなぁ~と思います💐
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ぼくが かわいいのは、
ママがぼくを守るためだよ。
ぼく、かわいがられるために、
生まれてきたんだよ。
ママは、かわいがってくれると思ったから。
ママに、しかられると、
ぼくの心の花が、かれちゃうの。
だから、ママ、ぼくがいたずらしても、しからないでほしいの。
ぼくは、いたずらしたいんだから、
ママもいっしょに、いたずらしようよ。
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生まれる前ね、
神さまと約束した。
ママといっぱい話すって。
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ぼくは、病気を選んで、
生まれてきた。
希望をもって、
生まれてきた。
心を感じることで、
勇気が出る。
それがつまり、
希望のことなんだ。
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赤ちゃんが生まれてくるのは、
みんなを幸せにするため。
お母さんやお父さんだけじゃなくて、
みんなを幸せにするため。
生まれてくるのは、小さな喜び。
みんなを幸せにすると、
もっと大きな喜びになる。
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ぼくは、ママが大好きだ。
どことどこが好きかっていうと、
ぜんぶ好きだ。
ママが怒っているときも、
ママが好きなんだ。
ママ、大好き。
ぼくにいのちをくれて、ありがとう。
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心は、神さまのかけらで、
体は、地球のかけらだよ。
🍀
『わたしは毎朝、理生が目覚めるたびに「よかった、ありがとう」と抱きしめました。すると理生も、何を見ても「ありがとう」というようになりました。うれしい反面、胸騒ぎがして、詳しい検査をお願いしました。小さな胸が隠れるほど電極を貼り、ひどいテープかぶれになりましたが、自宅でテープをはがすとき、理生は身動きひとつせずに痛みをこらえ、「りお、がんばった。ママ、ありがとう。先生、ありがとう」と、その場にいないお医者さんにまで、お礼をいったのです。そのとき、なぜか、私は「この子のいのちは助かった」と感じました。そして、その検査で、一晩に七秒間も心拍停止していたことがわかり、緊急でペースメーカー埋めこみが決まったのです。三歳半の冬でした。
手術室に入る前、理生は居並ぶお医者さんと看護婦さんを見まわして、「先生、助けてくれるの。ありがとう」と回らない舌でいうと、満面の笑みを浮かべて頭を下げました。手術後、添い寝していたわたしが不安に駆られたとたん、理生は大きな目を開いて、「ママ、気にしないで。りお、どんどん大きくなるから。げんげん元気マンに、なるから」と、にっこり笑いました。理生のいのちを助けたのは、あの子の「ありがとうの気持ち」だったと思います。』
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人間は、生きのびるために、生きている。
しんどいことも、
幸せなことだってことがわかるために、
地上に下りてきたんだよ。
しんどいというのは、
じつは、小さな喜びなんだよ。
しんどくてたまらなくても、
その後に、やっぱり疲れがとれるでしょ。
そのとき、前よりももっと元気になっている。
だから、しんどいってたいせつなことで、
しんどい思いができるというのは、
じつは、奇跡なんだよ。
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お日さま、ありがとう。
あたたかくしてくれて。
風さん、ありがとう。
すずしくしてくれて。
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ぼく、もっと幸せな世界をつくりたい。
みんなが幸せになるために、
地球をどんどん、大きくするんだ。
「地球を大きくする」って、
幸せをふくらませる、ということ。
幸せで、地球を包みたい、ということ。
🍀
人は、幸せを贈りあうために、生きている。
助けあって、幸せを贈りあうために、生きている💓
『自分をえらんで生まれてきたよ』の一部分のご紹介でしたが、いかがでしたでしょうか~🎶
✨💐o(*゚▽゚*)o✨