メインタンク水を張る前の準備です。
SPS飼うなら底はベアボトムがいいと思っています。
砂があったほうが美観的に良いですが、デトリタスが溜まるので手入れが面倒。
水流で砂が偏ったりするのでポンプの位置や強度を考えないといけない。
など手間がかかるので。
ガラスがむき出しだと不自然感が出るのと、ガラスと岩が直接触れているのが嫌なので樹脂の板を敷きます。
アメリカだと"Starboard"という船舶、マリン用のポリエチレン(HDPE)の板を使ってたりしますが、こちらでは手に入らないです。
そしてポリエチレンの板は結構高価。
まな板で代用している方もいますが、日本で売ってるポリエチレンのまな板は真っ白というより半透明の色合いのものが多いので、おそらくこれを敷くと不自然。
次点でよく使われているであろうABS樹脂板を使います。
比重が海水よりも重いので浮き上がってくる心配がありません。
シリコンで接着しました。
ABSはシリコン接着出来ます。
スケーピング
ライブロックにするかデッドロックにするかですが、今までライブロックしか使ったことがないので
を使ってみました。
名前が紛らわしいですがライブロックではありません。
バクテリアの種が表面に付いてるらしいですが完全ドライです。
形状は色々ありますがShapes x2にしました。
計18kg.
↓一箱分
段ボールの枠は90cmx45cm
↓二箱
石灰岩のブロックをいくつか組み合わせてセメントで成形したような感じで、形状ごとにほぼ同じ形に作られています。
配置。
アクアセメントで固めています。
形がいいので適当に組んでも良いレイアウトができます。
気になる点ですが、このライフロック、見た目は気に入っていますが評判はとても悪い。
成分の問題なのか藻が発生するトラブルを抱える方が多く、何ヶ月も経っても解消しなくて結局やめた、他のドライロックなら大丈夫だった、みたいなレビューがかなりあるので心配です。
今立ち上げ2ヶ月半ですが、今のところは特に何も問題は出ていません。
このまま何も起きないことを願います。
そもそも海外でドライロックを使用している方が多いのは、ライブロックが手に入りにくかったりするためなので、こだわりが無ければライブロックで立ち上げるに越したことはないです。
ドライのみで始めると害虫は入ってこないですが有益な生物も入ってこないので、生物相が偏って何かしらのトラブルが起こりやすい。
そして立ち上がりもとても遅くなる(半年〜)。
この水槽も途中からサンプにライブロックを少量入れています。
水流ポンプはVortech MP40 x2
メンテ性を考えると自分の中では水流ポンプはこれ一択です。
鑑賞面は正面と左なので、ポンプは右側に2台配置しています。
左側の水流が弱くなるのでそれは今後考慮します。
ベアボトムの場合は背面下側に水流ポンプを通すことで正面側にデトリタスが溜まりやすくなり、掃除が楽になります。
あとは水を張ったら完了です。