120cmSPS水槽メインタンクについて。

今回はメインタンク周り、オーバーフローについてです。


まず、オーバーフローの形式ですが、また外部オーバーフローボックスを使用しました。以前REEFERの連結フラグタンク用に使ったのと同じメーカーです。

↓以前の記事



今回は

EShopps Prodigy L


3重管オーバーフローは好きでないのでまた水槽立ち上げるなら外部オーバーフローボックスがいいと思っていました。

若干食わず嫌い感もありますが、外部BOXだと水槽内のスッキリ具合が全然違いますし、水通りよく掃除もしやすい。

消音も出来るのでメリット多いですが日本ではほとんど使ってる方いないし、そもそも売ってないですね。

ちなみに日本以外では3重管オーバーフローはそもそも無いみたいですね。
紹介されて逆に珍しがっているのを何かで見ました。

外の連結フラグタンクのほうはコスト面で普通に3重管のオーバーフローにしてます。

現物




内側がとても薄い。
こんな薄くて大丈夫なのかと心配になるくらい。

メイン水槽1200x600x600

穴開け用のホールソービットも付属してますが、
水槽にフランジやワームプロテクト欲しかったので穴開け加工も込みでオーダーしました。

付属の穴開け用テンプレを送って寸法指定で説明はしたつもりですが、意図があまり伝わらずテンプレを上下逆にされかけたり、フランジがボックスと干渉して取り付け出来ずに、一度水槽を送り返すというトラブルはありましたが。





配管の方法は以前書いたのとほぼ同じですが、落としの配管が3本あるタイプなので、写真のようにサブ配管をボックスの中で折り返します。


メイン配管の先にバルブを取り付け(できるだけ終端近く)、水位をこの辺に調整すれば消音できます。
サブはちょろちょろ溢れるくらいになり、この方式だとREEFERよりもバルブ調整が楽です。


完成した配管
塩ビ管のみで接続していますが、配管の力を逃すために自在ユニオンにするとかフレキとかホース接続を設けたほうがより良いですね。

管が3本あるので3倍しんどい。

メインの落水管にゲートバルブを付けています。
メイン管の先端を水没させておくことも消音化の条件です。


通水

VP25Aで配管しているのでアメリカ規格より内径が狭くなりますが、配管のキャパシティ的には全然問題ないです。

サブ水位が低く、水槽をまたぐ段階で落水音がしていたので後でもう少し水位を上げました。

本日撮影(立ち上げ2ヶ月)
大分収まりましたが、水槽とボックスで段差がある影響でREEFERみたいに完全消音にはなりません。

このオーバーフローボックス、前回もですが付属のパッキンが安っぽく、水槽との接地面で漏れやすいです。ワセリン塗ったらいけましたが、シリコンゴムシートとかでパッキンを作り直したり縁をコーキングで固めてもいいと思います。

個人的にはもうちょっと広まってもいいと思う外部オーバーフローボックスでした。
国内で作ればもう少し値段も安くなると思いますし、配管規格も合ったものになるので。