神戸新聞杯 出走馬情報【火曜日】 | シュンザンの・・・

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色々とサイン競馬をやってみましたが、見つけるのに一苦労しますので、
その場その場の出来事に
力を注ぎたいと考えます
JRAに勝たないと意味が
ないですね。

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出走馬情報
      
阪神・芝2400mを舞台に争われる神戸新聞杯は菊花賞のトライアルレースで、3着までの馬に本番への優先出走権が与えられる。過去5年の菊花賞優勝馬5頭は、全てこの神戸新聞杯をステップにしており、そのうちの3頭(2011年オルフェーヴル、2012年ゴールドシップ、2013年エピファネイア)が本レースと菊花賞を見事連勝。一方、2頭(2010年ビッグウィーク、2014年トーホウジャッカル)が本レース3着から菊花賞を制している。対象を過去10年に広げてみると、2006年のソングオブウインドと2008年のオウケンブルースリも神戸新聞杯3着から菊花賞優勝を成し遂げており、前述の2頭を含め、これらはみな夏の上がり馬が本レースを起点に大きく羽ばたいたケースだった。今年も好メンバーがエントリー。クラシック最後の一冠への優先出走権を懸けた熱戦が期待される。

本レースは3日間開催の翌週に行われることもあり、最終追い切りを木曜日に行う陣営が大半になりそうで、調教内容も、通常よりも少しセーブされたものが予想される。そのため、1週前追い切りの動きがいつも以上に重要になると見ていいだろう。リアルスティール(牡3・矢作芳人)は、17日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りで、6ハロン81秒2、ラスト1ハロン11秒9をマーク。雨の影響で時計がかかる馬場コンディションだったことを考慮すれば、なかなかの負荷をかけられた調教と言えるだろう。前走の日本ダービー(4着)の後に左前脚の骨折が判明して休養に入ったが、1週前追い切りの動きを見る限りでは、不安はそれほどなさそうだ。前走で最後のもうひと伸びを欠いたことから、今回も芝2400mの距離の克服が鍵になるが、それでも、主役候補の一頭であることに変わりはないだろう。

キロハナ(牡3・池江泰寿)も、今回が骨折休養明けの一戦となる。こちらは約7か月という長期休養からの復帰初戦のうえに重賞初挑戦となるだけに、越えるべきハードルは決して低くないが、それでも高い期待を感じずにいられないのは、重賞級の素質馬がそろう池江泰寿厩舎の中でも調教での動きが目立つため。今年の日本ダービー2着馬サトノラーゼンに先着した10日の2週前追い切りはもちろん、併走馬のサトノノブレス(古馬オープン)と互角以上の動きを披露した16日の1週前追い切りの内容も良かった。菊花賞出走のためには本レースで3着以内に入る必要があるが、あっさりとクリアしそうなムードが漂っている。

アルバートドック(牡3・松田博資)は、前々走の京都新聞杯で3着に敗れて日本ダービー出走はかなわなかったが、前走のオープン特別・白百合S(京都・芝1800m)を優勝して収得賞金の加算に成功。夏の暑い時季を休養に充てることができた。栗東トレーニング・センターへ帰厩後の調整は順調で、春の好調時に近い動きを見せており、馬体にも芯が入ってきた印象を受ける。16日に同CWコースで行われた1週前追い切りでは、6ハロン85秒5、ラスト1ハロン12秒0をマーク、3頭の併せ馬で最先着を果たしている。今回、休み明け初戦から好勝負が期待できるだろう。

リアファル(牡3・音無秀孝)は、初めて芝のレースに挑んだ前走の1600万下・マレーシアC(中京・芝2000m)で逃げ切り勝ち。3歳7月の段階で他世代の馬が相手の1600万下クラスのレースを勝ちきった実力は評価できる。16日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでは、4ハロン50秒8、ラスト1ハロン13秒0の好時計をマーク。上々の動きを見せており、2か月余りの休み明けでも力を発揮できそうだ。今回も好結果を出すことができれば、本番の菊花賞で楽しみな存在になるだろう。

ティルナノーグ(牡3・松永幹夫)は、昨年6月のメイクデビュー阪神(芝1800m)→10月の500万下・紫菊賞(京都・芝2000m)を連勝し、デビュー2連勝を達成した素質馬。その後の重賞戦線で好成績を挙げることはできなかったが、約3か月の休み明けで臨んだ前走の1000万下・信濃川特別(新潟・芝2000m)を快勝して通算3勝目を挙げた。今回、実戦を1度使われた上積みが見込める点は大きなプラス材料で、16日に栗東坂路で行われた1週前追い切りでもいい動きを見せていた。ここも好勝負が期待できるだろう。

マッサビエル(牡3・小笠倫弘)は、初めて他世代の馬と対戦した前走の1000万下・芦ノ湖特別(東京・芝2400m)優勝を含めここまで4戦3勝2着1回と、まだ能力の底を見せていない。距離を延ばしながら好成績を残しているうえに、末脚も一段と鋭さを増してきた印象を受けるだけに、本レースだけではなく、先々まで注目したい一頭だ。今回は、前走から約3か月の休み明けに加えて、初の関西圏への長距離輸送と、越えるべきハードルは決して低くないが、菊花賞出走を確実なものにするためにも、3着以内に入りたい。

レッドソロモン(牡3・庄野靖志)は、前々走の皐月賞トライアル・若葉S(阪神・芝2000m)を優勝して本番への優先出走権を獲得したものの、両前脚の骨膜炎が判明したため皐月賞出走を断念し休養に入った。5か月余りの休み明けで臨んだ前走の1600万下・2015ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(札幌・芝2000m)では、他世代の馬と初対戦ながら3着に健闘し、あらためて能力の高さを示した。今回は、実戦を1度使われた上積みが見込めるだけに、前走以上のパフォーマンスが期待できる。

サラトガスピリット(牡3・友道康夫)は、豊富なスタミナがセールスポイントの馬だ。前走の500万下(小倉・芝2600m)を優勝して2勝目をマーク。ゴール前では鞍上の和田竜二騎手が手綱を抑える余裕があっただけに、1/2馬身という着差以上に強さを感じさせる内容だった。菊花賞出走のためには、今回、3着以内に入って優先出走権を獲得する必要があるが、相手強化となる本レースで好走できるようならば、本番の菊花賞での走りも楽しみになってくる。

トーセンバジル(牡3・藤原英昭)は、春のクラシックには参戦できなかったが、前々走の京都新聞杯では、1着馬のサトノラーゼン(次走の日本ダービーで2着)から0秒1差、3着馬のアルバートドックとはアタマ差の4着と接戦を演じており、上位馬とそれほど力の差はなさそうだ。菊花賞の大舞台に進むためにも、今回のレースで3着以内に入りたい。

バイガエシ(牡3・作田誠二)は、年明けの500万下・福寿草特別(京都・芝2000m)を優勝して2勝目を挙げたが、その後は順調さを欠き、春のクラシック参戦はかなわなかった。前走の1000万下・2015ワールドオールスタージョッキーズ第4戦(札幌・芝1800m)では、勝ち馬とクビ差の2着に好走しあらためて能力の高さを示しており、今回、好勝負を演じても不思議ではない。

ワンダーアツレッタ(牡3・河内洋)は、先週の1000万下・能勢特別(阪神・芝2000m)を快勝して3勝目をマーク。先行集団を前に見る形で中団を追走し、最後は後続に3馬身の差をつけたレース内容は、高い評価ができるものだった。今回は連闘での重賞挑戦に加えて、前走の内回りコースから瞬発力が必要な外回りコースの芝2400mに舞台が替わるが、目下の勢いを侮ることはできない。

その他にも、レースセンスの高さを武器にこれまでの7戦全てで掲示板(5着以内)を確保しているサンライズセンス(牡3・河内洋)、昨年11月のデイリー杯2歳Sを優勝して重賞初制覇を達成するなど、今回の登録メンバーの中では実績上位と言えるタガノエスプレッソ(牡3・五十嵐忠男)など、伏兵陣も虎視眈々と上位進出を狙っている。

この中では、
ティルナノーグ
レッドソロモン
バイガエシ

が注目です。