無限にあるパラレルの中、地球に
来る前の、記憶の一つ
私の、心の中の宇宙が、持つ記憶
プレアデス第7惑星
我が名はアレン
レプタリアンの、突然の侵攻を受け
騎士として、仲間達と闘ったが
私達の戦闘能力を、遥かに凌ぐ力の
前に、全く歯がたたなかった
仲間も家族も、星のほとんどの人々
が、なすすべもなく殺された
愛する者達は皆、戦死した。最後の
最後まで、友と2人抗ったが、友は
私を庇い、生命を失った
生き残った人々は、船に乗り込み
兄弟星である、ベガへと向かった
人々の、ベガでの、身の振り方が
決まり、落ち着き始めた頃合いを
みて、星を出ることにした
新しい、宇宙文明実験を始めた
地球にも、レプタリアン達の攻撃
が頻繁にあるため、地球人達への
指導と実戦援護要員として、派遣
されることとなった
地球人の意識向上と、直接的指導
のため、またレプタリアンとの
激しい戦闘による、魂の傷を癒し
宇宙戦争の記憶を癒すために
転生輪廻の渦の中に、飛び込んだ
記憶を癒し、エネルギーバランスを
整えるため、戦士としての人生と
一般人の人生を、繰り返し送った
その度、愛する人々との別れと
再会を繰り返し、自分は永遠の時間
を旅する、時の旅人であることを
繰り返し、魂に熏習させた
肉体に宿るたびに、全ての記憶を
失い、肉体を脱ぎ、再び思い出す
その果てしない輪廻の中、私の魂
は、安らぎを得ることがなかなか
できずにいた
私の魂の中には、様々な星で得た
数え切れないほどの、叡智の光が
星の欠片が、光輝いている
それは、万華鏡を覗いたら見える
美しい模様のようだ
私の愛した星は、レプタリアンの
侵攻と破壊によって、強制的に
進化を促された
エネルギーが淀むと、進化は止まる
闇を知らぬ光の子らは、生まれて
初めて、闇を、憎悪を、恨みを
知った
新たな、進化の形を、宇宙の思いを
知った
星は消滅したが、そのエネルギーは
光の種子となり、何処までも深い
プレアデスブルーの光を放っている
かつて愛した星の欠片は
私の魂の一部となり
新たに、真なる自由を得た
私の魂の中には、かつて愛した
星達の欠片が、碧い石として
存在している。それらは、とても
美しい叡智の光を、智慧の光を
宇宙の隅々にまで放っている
そしてまた、プレアデスブルーに
光輝く、美しい愛の種子も、
星の種子も、私の中で眠っている
再びその芽を天へと伸ばし
花開かせる時を
静かに待ち続けているのだ