数々の仕掛けが施された『ラムネ』セットリスト…

その中でも顕著な「飛び道具」使用例とも言える『孤独なバレリーナ』…

初見にて中央に秦佐和子のバレリーナ姿を確認した刹那…
その奇をてらった(かに映る)立ち姿に対し、「毛嫌い」とも言える感覚が私を支配した…


しかし現在…
そんな同曲に強烈な「惹き」を感じてしまうのだから、第一印象とは如何に宛にならぬものかと実感している。


初見にて、その「ビジュアル」に拒否反応を示したわけであるが、曲自体にスポットを当てれば、その「主題」「内容」「曲調」から村下孝蔵の代表曲『踊り子』を思い起こさせられ、私の「ストライクゾーン」(ギリギリのところ)にあると言える。

それは各所にて指摘される『ラムネ』に漂う「昭和」の匂い(笑)
'70~80リバイバルなどと、粋な言葉が当てはまるものではなく「昭和」…

年配アイドルファンが「アイドル」に対して求めるそれに「ノスタルジー」があることからも、それを刺激する「仕掛け」であることは確かであろう。

(かく言う私も、そんな「ノスタルジー」に惹かれる一人なのかも知れない(笑))







それにしても…

「ポストが人を創る」との言葉があるが…

オリジナルセットリストによるメンバーに対する「居場所」の提示…

それにより(私の中での)イメージの好転が図られた一人に秦佐和子がいる。


時に私は彼女に対し、「キャラクター先行人気」との評価を下してきた。

その際、「バレエ仕込みの表現力を発揮させよ」との提言を謀ってきた身としては、その機会が提供されたことは素直に歓迎すべきところである。
(しかし、余りに直球すぎるが(笑))


この『孤独なバレリーナ』がKⅡ3rdを顕す特徴の一つとされるのであれば、同曲での「プリンシパル」たる彼女は、KⅡにおける(パフォーマンス面での)存在意義が示された事に等しい。


(存在意義との観点では『Nice to …』での歌声…
今まで彼女の「歌」には注目をしてこなかった訳だが、同曲のそれは「堀江美都子」さんを思わせる なかなかの「味」が感じられた。)



私はバレエに対する教養を持ち合わせてはおらず、彼女のバレエに対して専門的視座からの技量の評価を下すことはできない。
しかし、素人目に この「面白い試み」を、楽しむことができている現状である。


トゥシューズすら履いていない演技であるが(※履いている説アリ)、これが本職の方から、及第点を得られるレベルのものであるのなら、(また今後その出来に到達した時、)「プリンシパル・ハタ」は真に「KⅡの飛び道具」と呼べる存在になるのであろう。




『孤独なバレリーナ』での秦佐和子は、『ラムネ』完成度を測る指標としての要注視点の一つと考える次第である。





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※検索ワード
「ラムネの飲み方」「しゃわこ」