失望しかけていた・・・
慣れない班長業務に苦慮していた・・・
周りにのまれモチベーションを失いかけていた・・・
2009年3月から始まった単身赴任生活も1年と数ヶ月が過ぎていた。
単身赴任とはいえ、職場のある某県某市は私の自宅から百数十キロの距離にあり、幸いにも週末帰宅できる私は恵まれていたといえる。
2010年6月初旬金曜日、私は08:00交代の24時間宿直勤務に就いていた。金曜宿直は自宅で過ごせる時間が削られる上、土日勤務と違い代休が付かないため正直乗り気では無かった。
夕刻、業務の合間に自宅に電話をかけた。毎日の家族との電話は日課となっていた。「日曜日はヒーローショーに行きたい」長男(当時5歳)が言う。この週末の予定を埋めるため、私がネット検索で拾ってきたイベントだ。因みにそのイベントに行きついたきっかけはSKE48チームKⅡのミニライブも予定されていたからである。( 5月のモニ観以来、KⅡを意識しだした私は、「BUBKA」誌上で語られる「小木曽汐莉のビジュアルの良さ」を確認したい衝動に駆られ、ゴマちゃんを入口に「KⅡを見たい!」との欲求が芽生えていた。 )
まさに私と息子の欲求を満たすためのイベントとも言える。しかし「日曜開催」が私に参加を思いとどまらせていた。それは毎週日曜夜には赴任先の仮住まいに移動するのが常であり、「日曜は家でのんびり」をルーティンの一部としていたからである。
「KⅡは見たい!しかし生活サイクルは崩したくない・・・」
長男には「ヒーローショーに行くかは明日決めよう」と濁し、その日の電話を終えた。
その夜、一通りの作業を終え宿直室のベッドの上、何気なくテレビを見ていた。いつものように頻繁にチャンネルを変えながら、その時の気分に合った情報を欲していた。その時、画面の中に制服少女の集団が目に入り、リモコンを押す手が止まった。NHK名古屋制作の「サタテン」にKⅡが出ていたのだ!
日曜のイベント参加に迷う私を狙い撃つかのように彼女達はあらわれた。
その週の日曜日、私と息子は名古屋の浄水場で行われたイベントに参加した。(思えば藤本美貴帝のライブ以来の現場参加だ・・・)
目的であったスーパー戦隊ショー(息子満足!)とゴマちゃんの超絶具合(&ちっちゃい顔)を確認することが出来た。(しかもAKBのキラーチューン『DMT』をここで見れるとは!)
目的達成!で終わるはずであった。
・・・しかしである
この日(と金曜の「サタテン」で)私が気になったのは、自分の両親を「お父ちゃん」「お母ちゃん」と呼ぶ『彼女』の存在である。( この時点で釣られてはないが、子持ちの俺に「おとーちゃん」「おかーちゃん」発言は強力な撒き餌になった。)
理想のリーダー像が崩れ、仕事に対するモチベーションを失いかけていた6月の週末。
その後の感情移入の対象となる『彼女』はあらわれた・・・
検索した・・・
私はその夜『高柳明音』を認識した。
彼女のKⅡリーダー就任は、この日の前後であったことを後日知った。