「とり村」で半日ボランティア | こうのの日々

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漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。


先日の 

の数時間前のことです。


わたしは池袋駅から東武東上線の準急列車に乗りました。

そして9時前に、こちらに着きました。

柳瀬川やなせがわです!
ここから歩くと2kmほどですが、事前に申し込んでおくと、車でお迎えに来てもらえます。
さあ。
4年半振りにやって来ましたよ!

この「とり村」には、東京に住んでいた頃から何度かボランティアに来ていました。
近年のコロナ禍と、レスキュー案件が重なったため、最近は特に人手不足ということでした。

午前中だけの参加も可能なので、この日に申し込むことが出来ました!

午前の主な作業は、掃除と餌やりです。
なんでも質問すれば、スタッフさんが親切に教えてくれます。

なにしろ4年半振りなので、小型インコはもうほとんど入れ替わっていましたが、大型インコやオウムはまだまだ見覚えのある面々がいます。
ボランティア不足のせいか、お客さんが好きな鳥さんなどは、なんだか甘えん坊さんになっていました。
帰り際に、握手したり歌いあったりして、つかの間の再会を懐かしんできました。

※鳥さんが驚くかも知れないので、ボランティア中は原則撮影禁止なのです。

なので参考までに、古い写真をどうぞ…。
でかいねー!!

ここでTさんと出会ったのは、ちょうど5年前の1月のことでした。
Tさんはこのように、中庭の高い位置から険しい目つきで我々を見下ろしていました。

この時のTさんは、とり村にやって来て1年半くらいだった筈ですが、お友達もまだいなさそうでした。
好きなスタッフさんがいましたが、愛情表現が地味すぎて(その人が通りかかる時カケッと小さく鳴くだけ…)、その人にも気づかれていなさそうでした。
そもそもここにやって来るまでの数年間にも、大きな別れと孤独を味わっていた筈でした。
そんな状況でも、健康で異常行動もなさそうでした。
「泰然」とはこういうことか、と思いました。
まあわたしの事は気に入らなかったようで、この次の面会ではいきなり噛まれて流血しましたけどね…。
なんとなく、この鳥は、とても大事なことをわたしに教えてくれそうな気がしました。

そして、ボランティアも兼ねて訪ねた3回めの面会で、ちょっと心を許して頭カキカキをさせてくれるようになったので、我が家に迎える事にしたのでした…。


半日だけでしたが、久し振りの「とり村」で、初心に帰れた気がしました。
また上京する時、時間を作って行こうと思います。
インコ・オウムがお好きな「わたしもボランティアに行こう!」とお思いになったあなた。
応募要項はホームページをご確認下さいね。
そして、あなたにも会えるといいです!

最近のTさんてす。
「泰然」どころか重力も感じさせません!

ではまたね!