猫さんの休憩所を作ってみた | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

 

前回のコレの続きです。

 

我が家のせまーいお庭には、どうも常緑植物が足りないらしくて、冬には地上部分はほぼ枯野になってしまいます。

さらに、この冬は雪が多くて、今まで育てていた草花がいくつも枯れてしまいました。

しかも。春になっても、夜は0℃近い寒い日が続き、残った宿根草も芽吹きが遅かったのです。

つまり!土ばかりの期間が長かったのです。

すると!! 野良猫さんが用を足しにくるようになっているではありませんか!!

 

ということに、春も深まってから、ようやく気づいたわけです。

それで、せっせと竹酢液を撒いたり卵の殻を砕いて土に混ぜたりし始めました。

そこへ。ぼさぼさの野良猫さんがまたやって来ました。

そして! わたしをちらっと見ると、すまなさそうに背中を丸めて、鉢の受け皿の中の薄汚い水をちびちびなめ始めました。

そうです!! 猫さんもわざといやがらせしに来ているわけではないのです。

そもそも!!! 地球は人類だけのものではないのです!

そこで!!!  わたしは決めました!!

 

「よし。猫さんの水飲み場と公衆トイレを作ろう」。

 

水飲み場は、今猫さんが使っている受け皿に、きれいな水を補充するだけです。

 

問題はトイレの方ですが…、調べてみると、外猫用のトイレを作っている人は案外多いようです。

辺りかまわず用を足されるよりは、場所が決まっている方がいくらかましです。

作り方は、どうやら

①・雨などが当たらなくて乾いている

 ・柔らかくて掘り返しやすい

 ・猫が座れるだけの広さがある 場所をよく耕す。

②猫さんの落とし物を置いて、出来ればマタタビ等で猫さんの好きな匂いをつけておく。

だけでいいらしいです。

 

ちょうど我が家では最近、猫の爪とぎをよく買っておりました。

3~4㎝に切って、Tさんのオモチャにするためです。

爪とぎに付いているマタタビ粉の小袋は全く使わないため、いくつも余っておりました。

あとは、我が家にあった鉢スタンドを使って、プラスチック段ボールを買ってきて、知恵を絞って…、

このような物を作成しましたよ。

雨よけにしたプラ段は、水が決まった側に落ちるようにちょっと傾けて、毎年夏に水不足でしおれてしまう吾亦紅われもこうに落ちるようにしました。

 

で、猫さんはというと…

まあ、来ないよう対策を講じても来るのだから、来ないわけがないわな。

今のところ大成功です!

 

今後の課題は、溜まった廃棄物の処分方法です。

設置して3週間ほど経過した今のところは、深く埋め直すだけで特に問題はありません。

将来的には、植物の植え替えのついでに「地層処分」かな…。

これは、「地下深くの安定した岩盤に閉じ込め、人間の生活環境から隔離する」という国際的に最適とされる方法らしいからな。

でも、地球は我々動物だけのものではないからな。植え替えるべき植物がない場合、この方法は使えないな。

土を猫砂に入れ替えてごみとして出すとか、分解しやすいという土を試してみるとか、もっといい方法が見つかったら、またご報告します。

 

ちなみに、食事は用意しておりません。

猫さんが害虫や蛇を退治してくれるといいけどなあ。


ではまたね。