壁画のできるまで・その5 | こうのの日々

こうのの日々

漫画家こうの史代です。
夫とキエリボウシインコのTさんと、福知山市で暮らしています。

こんにちは! こうの史代です。

おりづるタワーの「Wall Art Project」に参加しています。

 

<10日目> 3月2日

前日の続きです。

青色を文字に塗っていきました。

 昨日のところがまずく見えるのは、おっかなびっくりで塗ったから薄すぎて中途半端なせいではないのかな…?

と思って、濃く塗り直したりしました。

鳩も青く塗りました。


<11日目> 3月3日

朝からテレビが2件と新聞の取材の人が来ています。

仕事前に少し話して、では描いているところを撮りますと言われて、作業に入りましたが、昨日青く塗った鳩がどうも気に入りません。

結局、鳩の前に佇んだり、あしばを降りて何度も下から確認したりの、面白くもなんともない繰返しをお目にかけることになりました。


ひな祭りの日ということで、

6層めの田中美紀さん夫妻が、差し入れのお寿司を分けて下さいました。

この建物の中には、未来の広島の街並みが赤い乳母車に抱かれている絵が飾ってあります。

初めてここを訪れた時、善い作品だなあ、と見とれました。

それが田中美紀さんの作品でした。

なので、仲良くなれてとても嬉しかったです。

極寒のなか、真面目にこつこつ進める姿勢や、夫妻の可愛いやり取りを間近で拝見できて、本当に元気の素になりました。

青を終わらせて、オレンジ色を塗り始めました。

17時半まで描きました。


この日はこの後、新幹線に乗って、京都まで帰ります。

 でも福知山までは戻らず、京都で1泊しました。

翌日ラジオ番組に出るためでした。

この時の様子は、3月5日、6日、13日に書きましたね。


 ではまたね!